1 2 3
GLOSSARY

ゴルフ用語集全264語

クラブ・シャフト・素材・スイング・弾道の用語と、ゴルフ規則の「定義」を 1 ページで引けます。読み・別名でも探せます。くわしい解説は各用語の「くわしく読む」とスペック大全ルール完全ガイドへ。

クラブ・ヘッド

77語ヘッドのスペック解説 →
単一素材 クラブ・ヘッド

クラブヘッド全体が一種類の素材のみで構成されていることを指します。フェースからボディまで同じ金属(または同じ複合素材)で作られており、異なる素材を組み合わせていないシンプルな構成です。

補足単一素材のヘッドは素材特性が全体に均一に現れるため、打感や打音がまとまりやすいという利点があります。ただし一種類の素材だけで強度・重さ・弾きなどあらゆる性能要求を満たす必要があるため、設計上の自由度はマルチマテリアル構造に比べて制約を受けます。近年は性能追求のためフェース素材とボディ素材を分けるケースが増えており、純粋な単一素材ヘッドは減少傾向にあります。

関連マルチマテリアル構造クラブヘッドフェース複合素材

中空構造 クラブ・ヘッド

ヘッド内部が空洞になっている構造で、内部に充填物がない(または発泡剤などが充填されている)状態のものを指します。クラブ外壁のみで形状を作り中身を空っぽにすることで、大型化や重量配分の自由度を高める設計手法です。

補足ドライバーやフェアウェイウッド、ユーティリティなど金属ウッド系クラブは基本的に中空構造で、ヘッドを大きくしつつ全体重量を抑え、高慣性モーメント化を実現しています。アイアンにおいても中空アイアン(ホローアイアン)と呼ばれるモデルが存在し、内部空洞による低重心・高初速設計で飛距離とやさしさを両立しています。

関連慣性モーメント

解説アイアンの構造(マッスル/キャビティ/中空)の完全ガイド

低重心設計 クラブ・ヘッド

クラブヘッドの重心をできるだけ低い位置(ソール寄り)に配置した設計です。ヘッド内部の重量配分を下側に集中させることで重心高さを低く抑えています。

補足低重心クラブはボールが自然と上がりやすく、高い打ち出し角のショットを得やすいのが特長です。またフェース下部でヒットした際の飛距離ロスが少なくミスに強い傾向もあります。スピン量はやや増加傾向となりキャリーが稼ぎやすいため、ヘッドスピードが遅めのゴルファーや球が上がりにくい初心者・シニアに適した設計です。昨今の多くのドライバーは低重心設計を採用しており、やさしく高弾道を打ちやすいよう工夫されています。

関連ヘッドスピードクラブヘッド打ち出し角フェース重心設計

解説重心(CG)の完全ガイド

低スピン設計 クラブ・ヘッド

ショット時のバックスピン量を抑えることを重視したクラブ設計です。主にドライバーなど飛距離を追求するクラブで採用され、「ロースピンモデル」などと呼ばれます。

補足低スピン設計のドライバーでは、重心を前方に配置してスピン量を減らしたり、フェース厚を高反発ギリギリまで高めボール初速を上げても過剰なスピンがかからないようにしたりといった工夫がされています。その結果、打ち出し直後からスピン量の少ない強い弾道が得られ、ランも含めたトータル飛距離が伸びやすくなります。ただしスピンが少なすぎると球が上がらず失速したり曲がりが大きくなったりするリスクもあるため、低スピンモデルは主にヘッドスピードの速い上級者向けです。自分のスピン量を把握し、適正範囲でスピンを減らせるクラブを選ぶことが飛距離アップに繋がります。

関連バックスピン量ヘッドスピードバックスピンボール初速フェース

解説スピン量の完全ガイド

ディープフェース クラブ・ヘッド

フェース高(上下幅)が大きいクラブヘッド形状のこと。ドライバーによく見られる設計で、ヘッドの縦方向の長さがあり、投影面積(正面から見た面積)は相対的に小さくなる。

補足高いフェースによって重心がやや高めかつ前方に位置するため、低スピンで強い弾道が得られる反面、芯を外すと寛容性が下がる傾向がある。ハイティーでボールを高めにセットし、上から叩くようなプレーヤーに適した形状とされる。

関連クラブヘッドフェースティー

解説フェース(厚み・素材・たわみ設計)の完全ガイド

トウ クラブ・ヘッド

クラブヘッドの先端側(ヒールの反対側)部分を指す用語。英語で「足のつま先」を意味し、ヘッドを足に見立てた場合の先端側にあたる。

補足トウ側でボールを打つと飛距離が落ちる傾向があり、打球感も鈍くなる。一方、反対側のヒール側で打つとシャンク(極端なミスショット)の原因になりやすいため、適切な芯(スイートスポット)で捉えることが重要である。

別名トゥ

関連スイートスポットクラブヘッドシャンクヒール

トウハング クラブ・ヘッド

パターを水平に支えた際に、ヘッドのトウ(先端)が下を向くバランス特性のこと。パターを指一本などで水平に吊したときフェース面が斜めを向いてトウ側が落ちる状態を指す。

補足トウハングの大きなパターはストローク中にフェースの開閉が起こりやすく、インサイドインのアークを描くストロークにマッチしやすいとされる。ネック形状や重心位置によってトウハングの度合いが決まり、ブレード型パターに多く見られる。

関連ストロークフェースネックサイド

解説パターヘッドの完全ガイド

トップライン クラブ・ヘッド

アイアンのクラブヘッドにおいて、フェース上端の縁の部分を指す。構えたときにフェース上部に一直線に見えるラインで、ヘッドの厚みやデザインの印象を左右する。

補足トップラインが厚い(太い)アイアンは安心感がある反面、薄いトップラインはシャープで上級者向けの印象を与える。パターでもヘッド上面の前縁をトップラインと呼ぶことがある。

関連クラブヘッドフェーストップ

トレーリングエッジ クラブ・ヘッド

クラブヘッドのソール後方とバックフェースが交わる縁の部分。ソールの一番後ろ側の境界で、ヘッドを地面から離す際に最後に離れる部分にあたる。

補足リーディングエッジ(前縁)とは反対側に位置し、主にウェッジでソール形状の調整点となる。トレーリングエッジを削り落とすことでバンス(ソールの跳ね返り)を抑え、抜けを良くする効果がある。

関連リーディングエッジバックフェースクラブヘッドフェースソール

ドローバイアス クラブ・ヘッド

クラブがドローボール(右打ちの場合は左に曲がる球)を出しやすいように調整・設計されている特性のことです。主にドライバーやフェアウェイウッドで使われる用語で、スライスを減らしてつかまった球を打ちやすくするための工夫が盛り込まれています。

補足ドローバイアス設計の典型例として、ヘッド内部の重心をヒール寄りに移動させたり重心距離を短くしたモデルが挙げられます。これによりスイング中にヘッドが返りやすくなり、インパクトでフェースが閉じやすく球にフック回転がかかりやすくなります。またフェース角を予めややクローズに設定している場合も多く、アドレス時からつかまるイメージを持ちやすいようになっています。ドローバイアスのクラブを使えば誰でも自動的にドローが打てるわけではありませんが、右へのミスを軽減し狙った方向に打ち出しやすくしてくれるため、スライサーにとって心強い味方となります。

関連フェース角インパクトフェース重心距離アドレス

シャフト

9語シャフトのスペック解説 →
チップ径 シャフト

シャフト先端(ヘッド側)の直径のことです。クラブヘッドに挿入するシャフト先端部分の太さで、ウッド系では約0.335インチ(8.5mm前後)、アイアン系では0.355インチや0.370インチなど規格化されたサイズがあります。

補足チップ径はクラブヘッドのホーゼル(シャフト差し込み部)の内径に対応しており、シャフト交換時に適合するサイズを選ぶ必要があります。チップ径が合わないとヘッドに装着できないため、リシャフト時には自分のクラブのチップ径規格(テーパーかパラレルか含め)を確認することが重要です。

関連クラブヘッドシャフトホーゼル

くわしく読む → チップ径・バット径の完全ガイド

調子 シャフト

シャフトの中で最もしなる部分(しなりのピーク位置)を指す用語です。シャフトによってこのキックポイントの位置が異なり、その違いがボールの弾道や打ち出し角に影響を与えます。

補足キックポイントの位置によって「先調子」「中調子」「元調子」などに分類され、スイング特性や狙いたい球筋に合わせたシャフト選びの重要な要素となります。適切な調子のシャフトを使うことで高弾道や低弾道、つかまりやすさなどを調整でき、理想の弾道に近づけることが可能です。

別名キックポイント

関連打ち出し角シャフト先調子中調子元調子

くわしく読む → 調子(キックポイント)の完全ガイド

トルク シャフト

シャフトのねじれやすさ(捩じれ剛性)を表す指標で、一定の力を加えた際にシャフトがどれだけ回転(ねじれ)するかを角度(度)で示したものです。数値が大きいほどシャフトはねじれやすく、小さいほどねじれにくい(剛性が高い)性質を示します。

補足トルク値が大きいシャフトはスイング時にフェースが開閉しやすく、しなやかな打感やつかまりの良さに繋がります。一方、トルクが小さいシャフトはヘッドのブレが少なく方向性の安定に有利ですが、ハードな振り心地になる傾向があります。ヘッドスピードの速い人は低トルクで安定性を得る、遅めの人は適度にトルクのあるシャフトでしなりを感じやすくする、といった選択が行われます。

関連ヘッドスピードシャフトフェース

くわしく読む → トルク(ねじれ)の完全ガイド

素材・製法

14語素材のスペック解説 →
タングステン 素材・製法

非常に比重の大きい金属元素で、日本語では「重鉱(おもり)」とも呼ばれる素材です。同じ体積で比較した場合、鉄や鉛よりもはるかに重いため、ゴルフクラブでは小さな体積で重量を増やせる調整用ウェイトとして用いられます。

補足ヘッド内部やソール部分にタングステン製の重りを埋め込むことで、重心を低く深く設計したり周辺重量配分による高慣性モーメント化を図ったりできます。例えばアイアンではトウやヒールにタングステンを配置してミスヒットに強くする設計が一般的になっており、パターでも安定性向上のためにタングステンウェイトが利用されます。

関連慣性モーメント周辺重量配分ヒールソール

くわしく読む → タングステン(素材)の完全ガイド

鍛造 素材・製法

高温で熱した金属素材に圧力を加えて叩き、所定の形状に成形する製法(フォージド製法)です。金属の結晶構造を緻密にしながら成形するため、ゴルフクラブではアイアンやウェッジで用いられることが多く、柔らかい打感や素材強度の均一性が特徴とされています。

補足鍛造クラブは主に軟鉄素材を用い、一体成型されることでフェース厚や輪郭を職人の研磨で調整するなど細かな調整が可能です。製造工程が複雑でコストは高めですが、打感の良さや調整のしやすさ(ライ角やロフト角の変更が可能)から上級者に好まれる傾向があります。

関連フェースロフト角ライ角

解説スチール(素材)の完全ガイド

チタン 素材・製法

軽量かつ高強度の金属素材で、ゴルフクラブでは主にドライバーやフェアウェイウッドのヘッドに使用されます。比重が鉄の約半分と軽い一方で強度が高いため、大型のヘッドでも重量を抑え薄肉化することができ、飛距離性能を向上させる素材です。

補足代表的なチタン合金に6-4チタン(Ti-6Al-4V)などがあり、現代の大型460ccドライバーはチタンなくして実現できません。チタンヘッドは慣性モーメントを高めやすく、また腐食に強いというメリットもありますが、加工コストが高いため一般に上位モデルに採用されることが多いです。

関連慣性モーメント

くわしく読む → チタン(素材)の完全ガイド

鋳造 素材・製法

金属を溶かして型(鋳型)に流し込み、冷やし固めて成形する製法(キャスト製法)です。複雑な形状を一度に成形でき、大量生産に向いているため、ゴルフクラブではキャビティアイアンや大型ヘッドの製造によく用いられます。

補足鋳造クラブはステンレスなど硬めの素材でも作りやすく、肉薄に成型したり一体で複雑な内部構造を持たせたりと設計自由度が高い利点があります。一般的に鍛造に比べ生産コストが低く価格を抑えやすいものの、素材が硬いため打感がやや硬めになりやすい傾向があります。

関連ステンレスキャビティ

解説スチール(素材)の完全ガイド

スイング

54語フィッティング・計測の解説 →
体重移動 スイング

スイング中に体重を右足から左足へと移していく動作(右打ちの場合)。下半身のリードによる重心移動で、スイングにパワーと安定性をもたらす重要な要素。

補足アドレス時は左右均等だった体重を、バックスイングで右足に乗せ、ダウンスイングからインパクトで左足へ移すのが基本。適切な体重移動ができないとスウェー(軸ずれ)やパワーロスの原因となる。

関連バックスイングダウンスイングインパクトアドレススウェー

タメ スイング

トップからダウンスイングにかけて手首のコックと右肘の曲げを保ち、クラブヘッドを意図的に遅らせる動作。角度を維持したまま下ろし、インパクト直前までエネルギーを蓄える技術を指す。

補足タメがあるとヘッドスピードが向上し飛距離アップに有効とされる。プロのように大きなタメを作るには下半身先行のスイングが不可欠だが、意識しすぎると動きがぎこちなくなり逆効果となる場合もある。

関連ダウンスイングヘッドスピードクラブヘッドインパクトトップ

ダウンスイング スイング

トップからボールに向かってクラブを振り下ろす動作。下半身のリードで体の回転を始動し、その動きに腕とクラブがついてくる形でヘッドを加速させていく過程。

補足ダウンスイングでは体重が左足へ移り、腰と肩が開きながら腕を振り下ろす。正しいダウンスイングのタイミング(切り返しからインパクトまでの順序)が取れると、方向性と飛距離が安定する。

関連インパクト切り返しトップ

チップショット スイング

グリーン周りで用いる低い軌道のアプローチショット。ボールをあまり上げずに短く転がして寄せるショットで、クラブをあまり振り上げずにパターに近い動きで打つ。

補足主にグリーンエッジ付近からピンまで距離がない場合に使用し、サンドウェッジから8〜9番アイアンまで状況に応じてクラブを選択する。転がり(ラン)を重視するためミスのリスクが低く、方向性と距離感の安定につながりやすい。

テイクバック スイング

アドレスからクラブを動かし始める最初の動作。クラブヘッドを後方に引き、腰の高さ付近まで上げるまでの動きを指し、スイングの方向性を決める重要な局面。

補足テイクバックの滑らかさと方向がその後のスイングプレーンに大きく影響する。ゆっくりと安定したテイクバックを行うことでスイング全体のリズムが良くなり、ミスが減少する。

関連スイングプレーンクラブヘッドアドレス

手打ち スイング

腕や手先の力だけでクラブを振ってしまうスイングの状態。下半身の体重移動や体幹の回転が不十分で、腕の振りに頼った不安定なスイングを指す。

補足手打ちになるとパワーが出ずボールが飛ばない上に方向性も狂いやすい。改善するには下半身主導で体全体を使ったスイングを心がけ、腕と体の同調(シンクロ)を意識する必要がある。

関連体重移動

テンフィンガーグリップ スイング

全ての指でクラブを握るグリップ方法。左右の手の指が重なったり絡んだりせず、野球のバットを握るように10本の指すべてで握るスタイル。

補足初心者や握力の弱い人でも握りやすいが、左右の手が分離しやすくクラブコントロールが難しくなる傾向がある。プロではほとんど使われない握り方だが、一部の女性やシニアで採用例がみられる。

別名ベースボールグリップ

関連グリップロール

トップ スイング

バックスイングの最頂点でクラブが最大限に振り上げられた位置。スイングの切り返しに移る直前の状態で、左腕(右打ちの場合)が肩の高さ近くまで上がった瞬間を指す。

補足トップではクラブシャフトが地面と平行かそれ以上に達するが、振り上げすぎ(オーバースイング)は不要な力みを生む原因となる。バランス良く安定したトップの位置が理想的とされる。

関連オーバースイングバックスイングシャフト切り返し

弾道・球筋

32語フィッティング・計測の解説 →
滞空時間 弾道・球筋

ボールが飛び出してから着地するまで空中にある時間の長さ。単位は秒で表され、ショットの弾道特性を示す一つの要素となる。高弾道でスピン量が適切な球ほど滞空時間は長くなり、低く押さえた球やスピンの少ない球ほど滞空時間は短くなる傾向がある。

補足滞空時間が長いショットはそれだけキャリーが稼げる可能性が高く、例えばドライバーでビッグキャリーを出すにはしっかりボールを上げてある程度の滞空時間を確保する必要がある。一方、風の影響も受けやすいため、強風時にはあえて滞空時間を短くする(低く抑える)ショットも求められる。滞空時間の長短は弾道の見栄えや球の挙動にも影響し、プロの放つ高いキャリーのショットは観客を沸かせる要素の一つになっている。

関連スピン量キャリー高弾道

解説アペックス(最高到達点)の完全ガイド

ダフリ 弾道・球筋

クラブヘッドがボールに当たる前に地面(芝)を叩いてしまい、距離が出ないミスショット。「ダフる」と動詞でも表現され、インパクトが手前の地面に入ってしまうことでボールへのエネルギー伝達が損なわれる。ダフった球は高く上がりすぎたり極端に飛距離が落ちたりし、最悪の場合ボールが数メートルしか進まないこともある。

補足ダフリは初心者によく見られるミスだが、難しいライやプレッシャー下では上級者でも起こしうる。主な原因は体重移動の失敗(右足体重のまま打ってしまう)、ボール位置が不適切、腕の力みなどである。ダフリが発生すると大きなディボット(ターフを削り取った跡)ができるためショットの痕跡で判別しやすい。ダフリを防ぐには、スイング中に体重をしっかり左足に移動させること、ボール位置を適正にすること、クラブのソールを滑らせる意識で振ることなどが有効だ。

関連クラブヘッドインパクト体重移動ソール

解説ローポイント(スイング最下点)の完全ガイド

弾道 弾道・球筋

ショット後のボールの飛行軌道全般を指す。ボールがクラブに当たってから着地に至るまでの高さや曲がり、方向性の特徴を総称した用語で、「高い弾道」「低い弾道」「弾道が安定している」などと表現する。弾道は打ち出し角やスピン量、クラブのロフト角、さらには風など様々な要素に影響される。

補足弾道を把握することはショットの改善やクラブ選びに重要である。測定機器を使えば弾道の詳細データ(打ち出し角、最高到達点、スピン量、着地角など)を得ることができ、自身の典型的な球筋や飛距離の傾向を分析できる。「理想的な弾道」とはプレーヤーの目標次第で異なるが、例えばドライバーでは高弾道低スピンで飛距離を稼ぎ、アイアンでは高弾道でグリーンに止まりやすい球を狙うことが多い。

関連打ち出し角最高到達点ロフト角スピン量着地角

解説フィッティング基礎(弾道計測の読み方)の完全ガイド

着地角 弾道・球筋

ボールが落下するときの地面に対する角度。弾道の終末段階での降下角度であり、この角度が大きい(急角度で落ちる)ほどボールは着地後に止まりやすく、小さい(浅い角度で落ちる)ほどランが出やすい。着地角は主にボールの最高到達点やスピン量によって決まり、数値は度数で表される。

補足着地角はグリーン上でボールを止められるかどうかに直結するため、特にアイアンショットやアプローチで重要視される。例えば高い弾道でバックスピンが多いショットは着地角が大きくなり、グリーン上でボールが「止まる」ショットになる。一方、低い弾道でスピンの少ない球は着地角が小さく、ランが大きく出てトータル飛距離は伸びるがグリーンで止まりにくい。自分のショットの着地角を把握することで、コース上でどれくらい転がるかを予測しやすくなる。

関連バックスピン最高到達点スピン量コース

くわしく読む → 着地角(ディセントアングル)の完全ガイド

チョロ 弾道・球筋

ボールがほとんど前に飛ばず近距離に転がってしまうミスショット。主にティーショットや長いクラブでのミスを指すことが多く、スイング後にボールが力なく数メートルからせいぜい数十ヤード先にチョロチョロと転がる様子からこの名が付いた。トップの一種ではあるが、特にクラブがボール上部をかすめてしまいほとんど空振りに近い当たり損ねで生じるケースを指す。

補足チョロはゴルフ初心者が最初のティーショットでやってしまう典型的なミスとも言われる。本人の精神的ダメージも大きく、周囲から冷やかされることもあるため何としても避けたい失敗だ。要因としてはトップと同様に頭が上がるなどのフォーム不良や、力み過ぎてスイングが崩れることが挙げられる。チョロを防ぐにはリラックスしてボールをしっかりミートする意識を持つことが重要であり、もしチョロが出てしまった時は深呼吸して気持ちを切り替えることが大切である。

関連トップティー

チーピン 弾道・球筋

ボールが低い弾道で鋭く左に曲がって飛ぶショット(右打ちの場合)。ティーショットで発生しやすい極端なフックボールで、打ち出し直後から左方向へ直角に近い急カーブを描きながら飛んでいく様子から俗に「チーピン」と呼ばれる(英語での俗称はダックフック)。

補足チーピンは中上級者でも突如出ることがあり、OBになりやすい最も危険なミスショットの一つとされる。低い弾道で飛び出し着地後も大きく左へ転がっていくため、林やOBゾーンに消えるケースが多い。主な原因は極端なインサイドアウトのスイング軌道と過度なフェースのクローズ(被り)であり、ボールに強烈な左回転がかかることで発生する。対策としてはグリップの握りを見直しフェースの被りを抑える、スイング軌道を修正するなどが有効。語源には諸説あるが、「チーピン」の由来は麻雀の用語(七筒=チーピン)からとも言われている。

別名ダックフック

関連インサイドアウトグリップフェースフックティー

解説フェーストゥパス(曲がりの主因)の完全ガイド

低弾道 弾道・球筋

平均よりも低い高さで飛ぶ弾道のこと。ボールがあまり上がらずに比較的平坦な軌道を描き、最高到達点が低めのショットを指す。低弾道の球は着地角が小さいため、落ちてから前方に転がるランが多く出る傾向がある。

補足低弾道のショットは強風下や狭いホールで弾道を抑えて打ちたいときに有効である。ロフトを立てて打つ、ハンドファーストに当てる、スピン量を抑えるといった技術で低い弾道を実現できる。例えばリンクスコースでのティーショットや風に負けない低いスリークウォーターショットなど、低弾道を武器とするプレーヤーも多い。ただし弾道が低すぎるとキャリーが不足しやすいため、状況に応じた加減が重要である。

関連ハンドファースト最高到達点スピン量キャリー着地角

解説アペックス(最高到達点)の完全ガイド

テンプラ 弾道・球筋

主にドライバーのティーショットで、ボールが真上に近い角度へ高く上がり、距離がほとんど出ないミスショット。フェースの上部やクラウン付近でボールを打ってしまうことで発生し、打球は放物線ではなくほぼ垂直に近い軌道を描いて落下する。空高く「天ぷら」のように舞い上がることからこの名前で呼ばれる。

補足テンプラは飛距離が出ないだけでなく、クラブのクラウン(ヘッド上面)にボールの痕が付いたり傷がついたりすることが多く、精神的ダメージも大きいミスである。原因はティーアップが高すぎたり、アッパーブローが強すぎてボールの下にクラブが潜り込みすぎることなどが挙げられる。対策としては適切な高さのティーを使用し、スイング軌道を安定させることが有効だ。なお英語ではこのようなミスをしばしば「sky shot(空に飛ぶショット)」と呼ぶ。

関連フェースクラウンティー

トップ(ミスショット) 弾道・球筋

ボールの上部を叩いてしまい、球がほとんど上がらずに低く転がるミスショット。クラブがボールの頭を打つ形になり、ボールが地面を這うように前方へ転がってしまう現象。

補足ヘッドアップや体が起き上がる動き、ボール位置のミスなどが主な原因。トップが頻発する場合は、膝の高さや前傾姿勢を安定させ、インパクトまで頭を残す意識を持つことで改善が期待できる。

関連ヘッドアップインパクトトップ

解説ローポイント(スイング最下点)の完全ガイド

ドロー 弾道・球筋

ボールが緩やかに左へ曲がる球筋(右打ちの場合)。フックほど急激ではない軽い右→左のカーブで、多くの場合プレーヤーが意図して打つコントロールショットである。適度なインサイドアウト軌道とフェースの閉じ具合によって生まれる球で、力強く比較的低めの弾道になりやすい。

補足ドローボールはランが出やすく飛距離を稼ぎやすい球筋とされる。ドローを得意とするプレーヤーはティーショットで大きな距離を出すことができるが、曲がりを抑えてコントロールする技術が求められる。引っかけ(プルフック)にならない範囲で軽いドローを打つには、インパクトでフェースをわずかに被せつつ振り抜く必要がある。一般にドローの持ち球を持つゴルファーはフェード派よりも飛距離が出る傾向があるが、左右のブレが大きくなりすぎないよう注意が必要である。

関連インサイドアウトインパクトフェースフェードロール

解説フェーストゥパス(曲がりの主因)の完全ガイド

ルール(定義)

78語ゴルフルール完全ガイド →
ティー ルール(定義)

ティーイングエリアで球を地面から上げて打つための道具。長さ4インチ(101.6mm)以下で、用具規則に適合するもの。

関連ティーイングエリア用具規則

解説ティーイングエリアのルール

ティーイングエリア ルール(定義)

そのホールを始めるときに最初に打つ区域。2つのティーマーカーの前縁を結んだ線と、その後方2クラブレングスの長方形です。

関連クラブレングスマーカーホールティー

解説ティーイングエリアのルール

止まっている/動いている ルール(定義)

球が静止している(止まっている)か、移動中(動いている)かの状態。誰の行為がいつ介在したかで処置が変わるため、この区別が前提になります。

解説止まっている球が動いたとき

取り替え ルール(定義)

いま使っている球を別の球に替えること。認められる場合と、誤って替えると1罰打になる場合があります。

解説ドロップの正しいやり方(救済の手続き)

動物 ルール(定義)

人間以外の生き物すべて。哺乳類・鳥・爬虫類・虫などを含みます。

解説障害物・異常なコース状態からの救済

動物の穴 ルール(定義)

動物が地面に掘った穴。ただし、ミミズや虫などルースインペディメントになる動物が掘った穴は除きます。

関連ルースインペディメント

解説障害物・異常なコース状態からの救済

ドロップ ルール(定義)

球を膝の高さから真下に落として、インプレーにすること(2019年に肩の高さから膝の高さへ変更)。

関連インプレー

解説ドロップの正しいやり方(救済の手続き)

ルールの用語は R&A/JGA のゴルフ規則「定義」に基づきます。くわしい解説は各用語の「くわしく読む」から。