ゴルフ規則は規則1から規則25までありますが、その出発点となる規則1には、ゴルフというゲームの土台になる考え方が詰まっています。球はあるがままに打ち、コースはあるがままにプレーする。規則を守り、ゲームの精神でふるまう。そして、規則を適用するのはプレーヤー自身であること。この記事では、規則1.1〜1.3を初心者向けにやさしく整理します。罰の種類や場面別の処置は各テーマの記事で深掘りします。
規則1.1は、ゴルフがどんなゲームかを定めています。
ゴルフは、18(またはそれ以下)ホールのラウンドを、クラブで球を打ってプレーする競技です。各ホールはティーイングエリアからのストロークで始まり、球がパッティンググリーンでホールに入ったとき(または規則がホールの終了を定めたとき)に終わります。
そして、各ストロークでプレーヤーは次の 2 つの原則に従います。
ただし、規則がコースの状態を変えることや、球が止まった場所とは違う場所からプレーすることを認める・求める例外もあります(救済など)。まずは「あるがまま」が大原則で、例外は規則が定めるときだけ、と覚えておくとわかりやすくなります。
規則1.2は、すべてのプレーヤーに期待される行動を定めています(規則1.2a)。ゲームの精神に沿ってプレーするために、次の 3 つが挙げられています。
これらを守らなくても、規則上の罰打はありません。ただし例外として、ゲームの精神に著しく反する重大な非行があったと委員会が判断した場合、委員会はそのプレーヤーを失格にできます。失格以外の罰(1 罰打や一般の罰)を科せるのは、委員会が行動規範(規則1.2b)をローカルルールとして定めている場合だけです。
なお、ここで挙げた配慮・コース保護の多くは、罰打を伴わない「作法」とも重なります。挨拶や同伴者への気づかいといった作法は ゴルフコースでのマナー にまとめています。進行への配慮は スロープレーを避ける、安全は 安全への配慮、コース保護は コースを大切にする も参照してください。
規則1.3は、規則とのつき合い方を定めています。ここでいう「規則」とは、規則1〜25と用語の定義、そして委員会が定めたローカルルールを指します(規則1.3a)。
大事なのは、規則を適用するのはプレーヤー自身だという点です(規則1.3b)。自分が規則に違反したことに気づき、正直に自分へ罰を適用することが求められます。罰がある規則に違反したと知りながら故意に罰を適用しないと、そのプレーヤーは失格になります。
罰には、主に次の 3 段階があります(規則1.3c)。
| 罰 | 内容 |
|---|---|
| 1 罰打 | 違反による有利が小さい場合や、ペナルティエリア・アンプレヤブルなど別の場所から打つ救済で多い |
| 一般の罰 | ストロークプレーでは 2 罰打、マッチプレーではそのホールの負け |
| 失格 | 重大な非行や、有利が大きすぎてスコアを有効と認められない場合 |
プレーヤーも委員会も、規則が定める以外の方法で罰を変えることはできません。マッチプレーとストロークプレーで罰の出方が変わる点は 競技フォーマット でも触れています。各場面の具体的な処置は、それぞれのテーマ記事で解説します。
ゴルフというゲームの土台になる考え方です。球をあるがまま・コースをあるがままにプレーするというゲームの原則(規則1.1)、誠実・他者への配慮・コース保護というプレーヤーの行動基準(規則1.2)、規則は自分で適用するという原則と罰の3段階(規則1.3)が定められています。
止まった球を、原則としてその位置からそのまま打つという意味です(規則1.1)。コースの状態も見つけたままでプレーします。打ちやすい場所へ動かしてよいのは、規則が救済などを認めているときだけです。
配慮やコース保護を怠っても、規則上の罰打は原則ありません(規則1.2a)。ただしゲームの精神に著しく反する重大な非行は、委員会が失格にできます。さらに委員会が行動規範(規則1.2b)を定めていれば、1罰打や一般の罰が科されることもあります。
主に3段階です(規則1.3c)。1罰打、一般の罰(ストロークプレーは2罰打・マッチプレーはそのホールの負け)、そして失格です。プレーヤーも委員会も、規則が定める以外の方法で罰を変えることはできません。
規則を適用する責任は、プレーヤー自身にあります(規則1.3b)。自分の違反に気づき、正直に罰を適用することが求められます。判断に迷うときは審判や委員会に助けを求められます。罰があると知りながら故意に適用しないと失格になります。
最終更新: 2026-06-09