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安全のマナー(ファー!・打ち込み)

ゴルフのマナーの中で、安全だけは『好み』や『地域差』のない、ほぼ普遍の作法です。硬いボールが時速200km近くで飛ぶスポーツであり、一度の不注意が同伴者や前の組に重いけがを負わせます。ここで紹介する所作は、どのコースでも必ず守るべき最優先事項です。

安全の4つの基本:ファーを出す・ファーを受ける・打ち込み厳禁・素振りと待機
安全は地域差のない最優先のマナー

「ファー!」の出し方と受け方

自分の打球が人に当たる危険がある方向へ飛んだら、迷わず大声で「ファー!(Fore!)」と叫びます。ゴルフ規則(R&A規則1.2a)も、球が誰かに当たる危険があるかもしれない場合はすぐに警告すべきと定めています。

叫ぶ側のポイント:

  • ボールが飛んだ瞬間に、間髪入れず大きな声で。ためらわない。
  • 隣のホールへ飛んだときも、その方向へ向けて叫ぶ。恥ずかしさより安全が優先。

「ファー!」が聞こえたら(受ける側):

  • ボールの行方を目で追わない・声の方を振り向かない(顔に当たる事故が最も危険)。
  • その場で背を向けてしゃがみ、両手で頭と首の後ろを覆って体を小さくする
  • カートや木があれば、その陰に入る。

素振り・待機位置の安全

打つ前の素振りや、人の打順を待つ位置にも安全のルールがあります。

  • 素振りは人のいない方向に向けて行う。砂・芝・小石が飛び、すっぽ抜けたクラブが飛ぶこともある。
  • 打つ人の真後ろ・前方・打球方向の正面には立たない。クラブを振り回せる範囲には近づかない。
  • 待つときは打つ人の斜め後方で、アドレスに入ったら動かず静かにする。
  • ティーイングエリアでは、打つ人以外は一歩下がって離れる。

打ち込みを絶対にしない

前の組が自分の飛距離の射程内にいるあいだは、絶対に打ちません。これは安全マナーの中でも最も重大な一線です。

  • 「たぶん届かないだろう」で打たない。確実に射程の外へ出るまで待つ。
  • 打ち込みによる打球事故は、重いけがにつながり、損害賠償など法的責任を問われることもあります
  • 万一打ってしまい危険があると気づいたら、ただちに大声で「ファー!」。

進行を急ぐ気持ちが打ち込みを生みがちですが、待つことのほうが常に正しい判断です。

カート・落雷など環境の安全

コースには、ショット以外の安全リスクもあります。

カート:

  • 定員・走行ルート・速度などコースの指示や掲示に従う
  • 乗車中は手足を車外に出さない。急発進・急ハンドルをしない。坂や乗り降りではブレーキを確実に。

落雷:

  • 雷鳴やサイレン、コースの中断指示が出たら、ただちにプレーを中止し、避難小屋やクラブハウスへ速やかに移動する。
  • 高い木の下、旗竿のそば、金属クラブを持って立つのは避ける。
  • 対応はそのゴルフ場の指示と当日の気象状況に従うのが大原則です。

やりがち NG → 正しい所作

✗ やりがち打球が人の方へ飛んだのに、恥ずかしくて声を出さない。
○ 正しい所作飛んだ瞬間に、迷わず大声で「ファー!」。当たってからでは遅い。
✗ やりがち「ファー!」が聞こえて、どこから来たか振り向いて確かめる。
○ 正しい所作振り向かず背を向け、頭と首を手で覆ってその場でしゃがむ。
✗ やりがち前の組がまだ近くにいるが「たぶん届かない」と打つ。
○ 正しい所作確実に射程の外へ出るのを見届けてから打つ。

よくある質問

「ファー!」は誰に向かって叫ぶのですか?

打球が当たる危険のある方向にいる人すべてに向けてです。隣のホールにいる人にも届くよう、飛んだ方向を見ながらできるだけ大きな声で叫びます。罰打はありませんが、安全のために必ず声を出してください。

「ファー!」を言わないと罰がありますか?

ゴルフ規則上、警告しなかったこと自体に罰打はありません(安全への配慮は『プレーヤーに期待される行動』として定められています)。ただし重大な非行と委員会が判断すれば競技で失格になることもあります。罰の有無に関係なく、安全は最優先のマナーです。

打球が人に当たってしまったらどうすればいいですか?

すぐに駆け寄って相手の状態を確認し、必要ならコースのスタッフや救護を呼びます。打球事故は重いけがにつながり、損害賠償など法的責任を問われることもあります。だからこそ、打ち込みをしない・危険なときは必ず「ファー!」と叫ぶことが大切です。

雷が鳴ってきたらどうすればいいですか?

コースの中断指示やサイレンに従い、ただちにプレーを中止して避難小屋やクラブハウスへ移動します。高い木の下、旗竿のそば、金属クラブを持っての待機は避けてください。判断はそのゴルフ場の指示と当日の気象状況に従うのが基本です。

あわせて読む: ゴルフルール完全ガイド →

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出典・公式リンク

最終更新: 2026-06-06