1 2 3

ゴルフマナー » グリーン上のマナー

初級向け

グリーン上のマナー

グリーンは1ラウンドで最もマナーが集中する場所です。デリケートな芝の上で、複数人が同時に作業するため、ちょっとした不注意が同伴者のパットや芝そのものを傷つけます。ここだけは特に丁寧に振る舞いましょう。

グリーン上の4つの基本:ボールマーク・ライン・マーク・ピン
最もマナーが集中するデリケートな場所

ボールマーク(打痕)は必ず直す

グリーンにボールが落ちると、芝がへこんだ跡(ボールマーク/ピッチマーク)ができます。これを直すのはグリーン上の最重要マナーです。

直し方:

  1. グリーンフォーク(ディボットツール)を打痕の外側のふちに挿す。
  2. へこみの中心に向かって芝を寄せるように動かす(下からすくい上げない/根を切るため)。
  3. 最後にパターの裏で軽く押さえて平らにする。

自分の打痕に加えて、近くに直されていない打痕があれば一緒に直すと、グリーンの状態が保たれます。直さず放置すると芝が枯れ、しばらく誰かのパットの邪魔になり続けます。

人のパットラインを踏まない・影を落とさない

他人のボールとカップを結ぶ線(パットのライン)の上は、わずかな足跡でも転がりを変えてしまいます。

  • 同伴者のライン上を歩かない。回り込んで通る。
  • ラインやカップに自分の影を落とさない(読みの邪魔になる)。
  • 誰かがアドレスに入ったら静止する。

グリーン上は『自分の動きが誰かのパットに影響しないか』を常に意識して動きます。

ボールのマークと拭き方

グリーンに乗ったら、自分のボールを拾い上げる前にマーカー(コインやマーク用の小片)をボールの真後ろに置きます

  • マークはボールのカップ側ではなく手前に。
  • 他人のラインにマーカーがかかる場合は、パターヘッド何個分かずらし、戻すのを忘れない
  • 自分のパットの番が来る前に、ラインの傾斜を読んでおくと進行がスムーズです。

ピンフラッグの扱い

2019年のルール改正で、ピン(旗竿)を挿したままパットしても罰打はなくなりました。入れたままの方が速い場合もあります。

  • ピンを挿したままにするか抜くかは、同伴者に一声かけて決める。
  • ピンを抜いたら、グリーン外の安全な場所にそっと置く(投げない・グリーンを傷つけない)。
  • カップの縁は崩れやすいので、ボールを拾うときも縁に手やパターを突かない。

旗竿を挿したままパットしてよいか、グリーン上の損傷を直せる範囲などの規則は、グリーンの規則 を参照してください。

立ち位置とグリーンでの段取り

動き方ひとつで、同伴者のパットも進行も変わります。

  • 人がパットするときは、そのライン上やラインの延長線上(ボールの後方・カップの先)に立たない。打つ人の正面も避け、少し離れて静止します。
  • ピン(旗)を抜くのは、カップに近い人や先に終えた人が引き受けるとスムーズです。抜いたピンはグリーン外の安全な場所へ。
  • 全員がカップインするまでは、終えた人も静かに見守ります。次のティーへ向かうのは全員のホールアウト後です。

OKパット(コンシード)とは

短いパットを「OK」として次の1打を省くのがOKパット(ギミー)です。正式にはコンシード(譲歩)といい、もともとはマッチプレーの考え方。仲間内のストロークプレーでは、進行を速める慣習として使われます。

  • OKは相手が出すもの。自分から『OKでしょ』と決めて拾い上げないこと。出されてから拾います。
  • 出すかどうかは組で合意して。コンペや競技では原則ホールアウトが必要で、OK(コンシード)はマッチプレーを除き使えません。
  • OKをもらったら、スコアはそのパットを1打加えて正しく数えます。

『公式の競技では最後までカップに入れる』を基本に覚えておくと混乱しません。

やりがち NG → 正しい所作

✗ やりがち自分のボールの打痕を直さずにパットに入る。
○ 正しい所作拾い上げる前に、まず打痕をフォークで直す習慣をつける。
✗ やりがち近道で同伴者のパットライン上を歩いて横切る。
○ 正しい所作ラインの外側を回り込んで歩く。カップ周りは特に注意。
✗ やりがちホールアウト後もグリーン上でスコアを記入して長居する。
○ 正しい所作全員が入ったら速やかにグリーンを空け、記入は次のティーで。
✗ やりがち自分で「これはOKでしょ」と決めてボールを拾い上げる。
○ 正しい所作OKは相手が出すもの。出されるまでは拾わず、競技では最後まで入れる。

よくある質問

ボールマークを直さないとどうなりますか?

罰打はありませんが、放置された打痕は芝が枯れて凹凸が残り、しばらくの間ほかのプレーヤーのパットを妨げます。コースを次の人に良い状態で渡すための基本的なマナーです。

ピンは抜いた方がいいですか、挿したままがいいですか?

2019年のルール改正で、挿したままパットしても罰打はなくなりました。どちらでも構いませんが、同伴者がいるときは一声かけて統一すると進行がスムーズです。

グリーン上で走ったり飛び跳ねたりしてもいいですか?

避けましょう。スパイクで芝を傷つけたり、足跡でラインを荒らしたりします。グリーン上は静かにゆっくり動くのが基本です。

あわせて読む: ゴルフルール完全ガイド →

関連するマナー

出典・公式リンク

最終更新: 2026-06-09