ゴルフ人口はどう推移してきたのか。市場のお金はどこからどこへ流れているのか。プロゴルファーという職業はどう変わったのか。ゴルフスケールの市場データガイドは、レジャー白書・矢野経済研究所・電通・各ツアー公式といった一次ソースから年ごとの数値を集め、出典付きのグラフと全年の表で公開します。
細かい話に入る前に、いま押さえておきたい数字を並べます。すべて公表されている最新値で、年ごとの推移と出典は各ページの表にあります。
| 指標 | 最新値 | 見どころ |
|---|---|---|
| 日本のゴルフ人口(コース) | 480万人(2024年) | ピークの1994年1,450万人のおよそ3分の1 |
| 日本のゴルフ人口(練習場) | 450万人(2024年) | 初めて500万人を割った |
| 米国のゴルフ人口(総数) | 4,810万人(2025年) | 過去最高。コースでプレーした人も8年連続で増加 |
| ゴルフ用品市場 | 2,933億円(2024年) | 3,000億円台からの一時的な後退 |
| ゴルフ場数 | 2,172か所(2024年度) | 2002年度2,460か所がピーク |
| インドアゴルフ施設 | 2,541か所(2025年度) | 屋外の2,259か所を上回った |
| 国内男子ツアー | 25試合(2025年) | 1983年の46試合から半減 |
| 国内女子ツアー | 36試合・43.8億円(2025年) | 賞金総額は男子(2024年32.6億円)を上回る |
| ネット広告費の構成比 | 50.2%(2025年) | 初めて総広告費の半数を超えた |
この表から見えるのは、「ゴルフが縮んでいる」という一言では足りないということです。日本のコース人口は減り続けている一方で、米国は増え、国内では屋内施設が屋外を追い越し、女子ツアーは規模を伸ばしています。どこが減ってどこが増えたのかを、以下の5つのテーマに分けて追いました。
テーマは5つに分かれています。関心のあるところから読んで構いませんが、需要(人口)→ お金(産業)→ 露出(メディア)→ 稼ぎ(プロ)→ 比較(海外)の順に読むと、それぞれの数字がつながって見えます。
| テーマ | 主に扱う問い |
|---|---|
| ゴルフ人口 | 何人がプレーしていて、どう変わってきたのか |
| ゴルフ産業・市場規模 | ゴルフに使われるお金はいくらで、どこへ流れているのか |
| ゴルフメディア | 情報の入口がテレビ・雑誌から配信・動画へどう移ったのか |
| プロゴルファーの経済 | 賞金はいくらで、何位までなら職業として成り立つのか |
| 海外ゴルフ市場 | 日本の縮小は世界共通なのか、それとも日本固有なのか |
数字だけを引きたい方は、各ページの表に年ごとの値と出典が並んでいます。
ゴルフスケールの市場データは、次のルールで作られています。
出典は業界団体・公的統計・シンクタンク・各ツアー公式などの一次ソースを優先し、まとめサイト等の二次情報からは採用しません。
同じ「ゴルフ人口」でも調査によって数字が変わります。 ゴルフ場でプレーした人に限れば480万人、練習場を含めれば912万人、国際団体への報告をもとにした集計では1,092万人です。どれかが誤っているのではなく、数えている対象が違います。引用するときは調査名と定義をセットで示してください。
本ガイドの図表・数表は、出典を明記のうえ転載・引用いただけます。研究・記事執筆・プレゼンテーション等にご活用ください。数値の原典は各ページの出典欄に記載しています。データの更新・訂正が入る場合があるため、引用時は該当ページのURLの併記をおすすめします。
数え方で変わります。ゴルフ場でプレーした人は480万人(2024年・日本生産性本部『レジャー白書2025』)、練習場を含めると912万人(2024年・笹川スポーツ財団)、国際団体への各国報告をまとめた集計では1,092万9,000人(2025年・R&A)です。もっとも広く引用されるのは1つ目で、ピークだった1994年の1,450万人と比べておよそ3分の1の水準です。
用品・ゴルフ場・練習場の3分野を合わせた規模で1兆円台です。内訳のうち用品市場は2024年に2,933億円(矢野経済研究所)。ただし調査ごとに数える範囲が違うため、単純に足し合わせた数字はあくまで目安として扱ってください。分野別の推移と定義の違いは「ゴルフ産業・市場規模」のページで扱っています。
「平均」で答えられる数字ではありません。賞金は極端に上位へ集中しており、しかも賞金は売上であって手取りではないからです。2025年の賞金ランキングで50位の獲得額は国内男子2,001万円・国内女子2,589万円ですが、ここから遠征費・宿泊費・キャディへの支払いが引かれます。順位別の実額と経費の内訳は「プロゴルファーの経済」のページで扱っています。
はい、世界共通の現象ではありません。米国はコースでプレーした人が2018年から8年連続で増え、2025年は2,910万人。練習場やシミュレーターだけの参加者を含めた総数は4,810万人で過去最高です(National Golf Foundation)。ただし調査対象の年齢や範囲が日本と違うため、水準をそのまま並べた比較はできません。
日本生産性本部『レジャー白書』、矢野経済研究所、電通「日本の広告費」、全国出版協会・出版科学研究所、National Golf Foundation(米国ゴルフ財団)、各ツアー公式(日本ゴルフツアー機構=JGTO、日本女子プロゴルフ協会=JLPGA、米国のPGA TOUR・LPGA、韓国女子プロゴルフ協会=KLPGA)などの一次ソースです。1つの数値に1つの出典を紐づけ、各ページの表に年ごとの出典を掲載しています。
はい。出典を明記いただければ、図表・数表とも転載・引用いただけます。数値の原典は各ページの出典欄に記載しています。訂正が入る場合があるため、引用時は該当ページのURLを併記していただくと確実です。
最終更新: 2026-08-10