海外のゴルフ市場は、いまどのくらいの規模なのか。米国では2025年に4,810万人がゴルフに参加し、そのうちゴルフ場でプレーした人は2,910万人でした。米国とメキシコを除く地域だけでも、1億1,220万人が何らかの形でゴルフをしています。 韓国の女子ツアーは2023年に賞金総額が初めて300億ウォンを超え、2026年シーズンは31大会・347億ウォンで発表されました。 このページは、米国・韓国・世界のゴルフ市場について、一次ソースから集めた年次データの要点をまとめたものです。テーマごとの詳しい分析は個別の記事で扱います。
海外のゴルフ市場は、参加人口・ツアーの賞金・日本との比較の3つに分けると整理しやすくなります。最新の確認値は次のとおりです。
| 論点 | 最新の確認値 | 出どころ |
|---|---|---|
| 米国の参加人口 | 2025年に4,810万人(うちゴルフ場でのプレーは2,910万人) | National Golf Foundation |
| 世界の参加人口 | 2025年に1億1,220万人(米国・メキシコを除く) | R&A |
| 韓国の女子ツアー | 2026年シーズンは31大会・総額347億ウォン | 韓国女子プロゴルフ協会(KLPGA)公式 |
米国では、ゴルフ場でプレーした人が2018年から8年連続で増え、2025年は2,910万人と2003年の過去最高3,060万人に迫りました。一方で施設は約16,000コース・約14,000施設と減り続けており、少ない施設に年間5億ラウンド超が集中しています。
韓国は女子ツアーの規模に市場の性格が出ています。KLPGAのレギュラーツアーは2023年に賞金総額が初めて300億ウォンを超え、その後も300億ウォン台で推移しています。
日本との比較では、調査の対象がそろっていない点に注意が要ります。米国の集計は6歳以上が対象で、練習場やシミュレーターだけの参加者も含めた総数を出します。日本のレジャー白書は15歳以上で、ゴルフ場でのプレーに限っています。水準をそのまま並べても比較にはなりません。
海外ツアーの規模を1枚のグラフで見るなら、PGA TOURの賞金総額が分かりやすい指標です。公式メディアガイドのFact Sheetに載っている、そのシーズンの公式競技の賞金合計です。確認できている範囲では、2004年の2億4,000万ドルから2018年の3億6,300万ドルまで、14年でおよそ1.5倍になりました。
読み解くときの注意は3つあります。
年ごとの値と、それぞれの数字の出どころは下の表で確認できます。
定義: PGA Tour公式メディアガイドのFact Sheet(Prize Money欄)に記載された、当該シーズンの公式競技(official events)の賞金総額。FedExCupボーナスプールやPIP(Player Impact Program)など賞金外の報酬は含まない。メディアガイドの表記は概数(Approximately / Nearly / More than)。単位は百万ドルで、為替換算はしていない。
注: 各年の値はPGA Tour公式メディアガイドのFact Sheet記載値。2004年は「Nearly $240 million」、2005年は「More than $250 million」という表記のため、それぞれ240・250として採録した(確定値ではない)。
注: 2013-14シーズン以降はウラップアラウンド制(前年10月開幕)。本系列はシーズン終了年で年を表記している(2014-15シーズン→2015年、2016-17→2017年、2017-18→2018年、2018-19→2019年)。
注: 2019年(2018-19シーズン)はTOUR Championshipに賞金設定がなくFedExCupボーナスに置き換わっており、さらに4メジャーとTHE PLAYERSの賞金は2018年実績を反映した暫定値。前後年と単純比較できない。
注: FedExCupボーナスプール(2026年は約1億ドル規模)やPIPなど賞金外の報酬は本系列に含まない。PGA Tour選手の総収入はこの系列より大きい。
注: 2009-2012年・2014年・2016年および1999年以前のメディアガイドPDFは容量が大きく本文を取得できなかったため未収録。2020年以降はメディアガイドの公開が2018-19年版で止まっており、シーズン賞金総額の公式発表を確認できなかったため未収録。
このカテゴリの数字は、次の一次ソースから採っています。第三者のまとめ記事や統計集約サービスの数値は使いません。
| 地域・テーマ | 主な出どころ | 発表時期 |
|---|---|---|
| 米国の参加人口・市場規模 | National Golf Foundation | 毎年1〜2月 |
| 世界の参加人口 | R&A | 毎年年央 |
| PGA TOURの賞金 | PGA TOUR公式メディアガイド | 12月 |
| LPGAの賞金 | LPGA公式の日程発表 | 11月 |
| KLPGAの賞金 | KLPGA公式の沿革ページ・プレスリリース | 12月 |
数字の扱いは次のルールでそろえています。
米国の市場規模については、National Golf Foundationが2022年について直接支出1,020億ドル、波及効果を含めた総産出額2,270億ドルと推計しています。出典を明記していただければ、このページの図表は転載・引用いただけます。
統計データと分析コラムで深掘りします。
R&Aが2026年6月に公表した集計では、米国とメキシコを除く地域で1億1,220万人が何らかの形でゴルフをしています(2025年時点)。このうち6,830万人は練習場・シミュレーター・短いコースなど、9ホール/18ホールのラウンド以外の形式での参加です。米国分はNational Golf Foundationが別に集計しており、2025年は4,810万人でした。調査主体も定義も異なるため、両者を単純に足した数を「世界の総数」として扱うことはできません。
増えています。National Golf Foundationの集計では、ゴルフ場でプレーした人は2018年から8年連続で増え、2025年は2,910万人でした。2003年の過去最高3,060万人に迫る水準です。練習場やシミュレーターだけの参加者を含めた総数は2025年に4,810万人で、この10年でおよそ5割増えました。一方で施設数は減り続けており、少ない施設に利用が集中しています。
公式に確認できる最新の数字は、2018-19シーズンの約3億4,100万ドル(46公式競技)です。PGA TOURは2018-19年版を最後に一般公開のメディアガイドを出しておらず、2020年以降のシーズン賞金総額の公式発表は確認できていません。確認できない年を推測で埋めない方針のため、その期間は空欄にしています。なお、この額にFedExCupのボーナスプールは含まれていません。
KLPGAのレギュラーツアーは、2023年に賞金総額が初めて300億ウォンを超え、2024年は31大会・約332億ウォンでした。2026年シーズンは31大会・総額347億ウォンで発表されています。ただしシーズン開幕前の発表値は、大会の追加や増額で確定値と変わることがあります(2024年は開幕前の発表が320億ウォン、確定値が約332億ウォン)。
そのままでは比べられません。米国のNational Golf Foundationは6歳以上を対象にし、練習場やシミュレーターだけの参加者も含めた総数を出します。日本のレジャー白書は15歳以上で、ゴルフ場でのプレーに限っています。賞金についても、当サイトは為替換算をせずドル・ウォン・円をそれぞれの通貨のまま持っています。比べるときは、対象年齢・対象範囲・通貨の3点をそろえてから読んでください。
最終更新: 2026-08-03