ゴルフでは、使ってよいクラブやボール、計測器などの『用具』にもルールがあります(規則4)。とくに有名なのが「クラブは14本まで」という制限です。ここでは、適合クラブと14本の制限・損傷したクラブの扱い(規則4.1)、適合球と切れた球の取り替え(規則4.2)、距離計測器など用具の使用(規則4.3)を、一次資料にそってやさしく整理します。2019年の大改正以降の現行ルールです。
ストロークを行うときは、用具規則に適合したクラブ(適合クラブ)を使わなければなりません(規則4.1a(1))。通常の使用で摩耗しても適合クラブのままですが、性能を故意に変えたクラブで打つと失格です(規則4.1a(3))。
プレーヤーは、14本を超えるクラブを持ってスタートしたり、ラウンド中に14本を超えて持ったりしてはいけません(規則4.1b(1))。自分のために運ばれているクラブはすべて数えます。14本より少なくスタートした場合は、ラウンド中に14本まで追加できます。
14本を超えていることに気づいたら、次のストロークの前に超過クラブをプレーから除外する手続きをとります(規則4.1c)。気づかずに打ち進めると罰がつきます。
ラウンド中にクラブが損傷しても、乱暴に扱った場合を除き、そのまま打ち続けても、修理しても、別のクラブに取り替えてもかまいません。損傷の原因が何であれ、そのラウンドの残りはそのクラブを適合として扱えます。取り替えるときは、損傷したクラブを規則4.1cの手続きでプレーから除外します。
各ストロークでは、用具規則に適合する球(適合球)を使わなければなりません(規則4.2a(1))。球をこすったり温めたりして性能を故意に変えた球で打つと失格です(規則4.2a(2))。
プレー中の球が切れた、またはひびが入ったと合理的に考えるときは、確認のために球を拾い上げられます。ただし先に箇所をマークし、(グリーン上を除き)ふいてはいけません。理由なく拾い上げたり、マークを忘れたりすると1罰打です。
別の球に取り替えられるのは、切れ・ひびがはっきりしていて、それがそのホールのプレー中に起きた場合だけです。単に引っかき傷・擦り傷がついた、塗装が剥げた・色あせた、泥がついた程度では取り替えできず、その球をそのまま使います。なお、ストロークした球が複数に割れたときは、罰なしでそのストロークをカウントせず、同じ所から打ち直します(規則4.2b)。
規則4.3は、ラウンド中の用具の『使い方』を扱います(クラブと球そのものの適合は規則4.1・4.2が扱います)。
距離計測器(レーザー・GPS)は、距離や方向の情報を得るために通常は使用できます(2019年改正)。一方で、次の使い方は罰になります。
違反すると、最初は一般の罰、2回目は失格です。また、ゴルフ場や競技がローカルルールで距離計測器の使用そのものを禁止していることもあるため、その日の規定を確認してください。距離計測器の使える機能・使えない機能の細かいルールは、専用の記事で詳しく解説しています。
14本までです(規則4.1b(1))。14本を超えてスタートしたり、ラウンド中に超えて持ったりしてはいけません。自分のために運ばれているクラブはすべて数えます。14本より少なくスタートした場合は、ラウンド中に14本まで追加できます。
ストロークプレーでは、違反が起きた各ホールに一般の罰(2罰打)がつき、1ラウンドで最大4罰打です(違反が起きた最初の2ホールに2罰打ずつ)。マッチプレーでは、違反が起きた各ホールにつきマッチのスコアから1ホール差し引き、最大2ホールまで調整します(規則4.1b)。気づいたら、次の打球前に超過クラブをプレーから除外してください。
替えられます。乱暴に扱った場合を除き、ラウンド中に損傷したクラブは、そのまま打ち続けても、修理しても、別のクラブに取り替えてもかまいません(規則4.1a(2))。損傷の原因が何であれ、そのラウンドの残りは適合として扱えます。取り替えるときは、損傷したクラブを規則4.1cの手続きでプレーから除外します。
切れ・ひびがはっきりしていて、それがそのホールのプレー中に起きた場合だけ取り替えられます(規則4.2c)。確認のために拾い上げるときは、先に箇所をマークし、グリーン上を除いてふいてはいけません。単なる擦り傷・塗装の剥げ・泥程度では取り替えできず、その球をそのまま使います。
2019年の改正で、距離や方向を測る用途では通常使えるようになりました(規則4.3a)。ただし、高低差の計測、推奨ラインやクラブ選択の情報の解明、コースの風速計測などは罰になります。また、ゴルフ場や競技がローカルルールで使用そのものを禁止している場合は使えないため、その日の規定を確認してください。
最終更新: 2026-06-09