球がコースのどこにあるかで、適用される規則も救済の選択肢も変わります。その土台を定めるのが規則2「コース」です。コースは5つの区域に分かれ、そのさらに外側がアウトオブバウンズ(OB)。ここでは5つの区域の見分け方、OBと救済のない境界物、そしてコース上の物や状態の位置づけを、現行のゴルフ規則2にそってやさしく整理します。各区域の細かい処置は、それぞれの専用記事にまとめています。
ゴルフのコースは、規則2.2によって5つのコースエリア(区域)に分けられています。球がどのエリアにあるかで、適用される規則や受けられる救済が変わるため、まず『今どこにあるか』を見極めるのが処置の出発点です。
5つは、コースの大部分を占めるジェネラルエリアと、それ以外の4つの特定のエリアに分かれます(規則2.2a・2.2b)。
球が2つのエリアにまたがるときは、必ず1つのエリアにあるものとして扱います。ジェネラルエリアと特定エリアにまたがるなら特定エリアにあるものとし、2つの特定エリアにまたがるときはペナルティエリア → バンカー → パッティンググリーンの順で先のエリアにあるものとして扱います(規則2.2c)。
コースには委員会が定めた境界があり、その外側はアウトオブバウンズ(OB)です(規則2.1)。OBは5つの区域の『外』であって、区域の一種ではありません。一般に白い杭・白線がOBの境界を示します。
境界を示す杭・柵・壁・板などを境界物といいます。境界物は『障害物』ではないため、たとえスイングや立ち位置の邪魔になっても、罰なしの救済は受けられません(規則2.3)。動かせる障害物のように取り除いたり、動かせない障害物のように逃げてドロップしたりはできない、と覚えてください。あるがままに打つか、打てなければOB・アンプレヤブルなどの罰ありの処置を選ぶことになります。
OBに止まった球や紛失した球の具体的な処置(ストロークと距離・暫定球など)は、専用記事にまとめています。
コース上には、プレーの障害になりうる物や状態が定義されていて、規則2.3がその入口を整理しています。種類によって、罰なしの救済を受けられるものと、受けられないものに分かれます。
罰なしの救済を受けられるもの
救済を受けられないもの
それぞれの具体的な救済方法は障害物・異常なコース状態の記事に、ペナルティエリアやバンカー・グリーンに固有の扱いは各区域の記事にまとめています(重複を避け、ここからリンクで送ります)。なお、ペナルティエリアや異常なコース状態の中には、プレーが認められないプレー禁止区域(規則2.4)が定められることがあり、その場合は球を打たずに必ず救済を受けます。
ジェネラルエリア、ティーイングエリア、ペナルティエリア、バンカー、パッティンググリーンの5つです(規則2.2)。最初のジェネラルエリアがコースの大半を占め、残りの4つが『特定のエリア』として個別の規則で扱われます。
いいえ。OBは委員会が定めたコースの境界の『外側』で、5つの区域には含まれません(規則2.1)。一般に白い杭や白線で示されます。
できません。白杭などの境界物は障害物ではないため、罰なしの救済はありません(規則2.3)。あるがままに打つか、打てなければストロークと距離やアンプレヤブルなどの罰ありの処置を選びます。
常に1つの区域にあるものとして扱います。ジェネラルエリアと特定エリアにまたがるなら特定エリア、2つの特定エリアにまたがるならペナルティエリア→バンカー→パッティンググリーンの順で先のエリアにあるものとします(規則2.2c)。
最終更新: 2026-06-09