- Hyper Drive を冠した叩ける弾き系として 2020 年に登場
- トレカ M40X + T1100G で先端〜中間部を高剛性化
- 40g 〜 80g 帯まで 5 モデル展開で大型 MOI ヘッドに対応
2020 年 10 月に発売された TOUR AD HD はグラファイトデザインのフラッグシップ Tour AD ライン。「HD」は Hyper Drive を意味し、現代の主流である大型・高慣性モーメントヘッドの挙動を安定させる設計を狙った。Tour AD ファミリーの中で DI(直進低スピン)/ VR(走り感)/ IZ(バランス型)と並ぶ四本柱の一角として、中弾道・中/低スピンと寛容性を両立する位置付けで展開されている。
ラインアップは HD-4 / HD-5 / HD-6 / HD-7 / HD-8 の 5 モデルで、それぞれ 40g 帯・50g 帯・60g 帯・70g 帯・80g 帯に対応する。フレックスは軽量側で R2 / R1 / S、中量帯で SR / S / X、重量側は S / X が用意され、調子はシリーズを通して中調子で揃う。手元と中間がファーム、先端がファーム+という剛性配分で大型ヘッドの暴れを抑える設計だ。
先端から中間部に東レの トレカ M40X プリプレグ、先端部に トレカ T1100G プリプレグを採用し、重量を増やさずに先端〜中間の剛性を高めたと公表されている。さらに手元〜先端の剛性を細分化した ファストテーパー設計でしなり戻りの速さを確保し、振り遅れを抑えた中弾道・中/低スピンの挙動を狙う。
| モデル | 重量帯 | フレックス展開 | 適合クラブ | 調子 |
|---|---|---|---|---|
| TOUR AD HD-4 | 40g 帯 | R2 / R1 / S | ドライバー / FW | 中調子 |
| TOUR AD HD-5 | 50g 帯 | R2 / R1 / S / X | ドライバー / FW | 中調子 |
| TOUR AD HD-6 | 60g 帯 | SR / S / X | ドライバー / FW | 中調子 |
| TOUR AD HD-7 | 70g 帯 | S / X | ドライバー / FW | 中調子 |
| TOUR AD HD-8 | 80g 帯 | S / X | ドライバー | 中調子 |
軽量帯は R2 / R1 を備えて HS が控えめなシニア・女性層まで拾い、中量〜重量帯はフレックスを締めて HS の高い層へ寄せている。GDO 三者三様の試打レポートでは軽量帯でも独特の走り感が出るとフィッターから紹介される一方、80g 帯は強振しても暴れない直進性が中心の評価で、共通の中調子フィーリングを保ちながら重量で振り抜きと弾道高さを調整する構成になっている。
| フレックス | 重量 | トルク | 調子 | 長さ |
|---|---|---|---|---|
| R2 | 49 g | 5.8 | — | — |
| R1 | 49 g | 5.8 | — | — |
| S | 50 g | 5.7 | — | — |
| フレックス | 重量 | トルク | 調子 | 長さ |
|---|---|---|---|---|
| R2 | 56 g | 4.5 | — | — |
| R1 | 57 g | 4.4 | — | — |
| S | 59 g | 4.4 | — | — |
| X | 61 g | 4.4 | — | — |
| フレックス | 重量 | トルク | 調子 | 長さ |
|---|---|---|---|---|
| SR | 65 g | 3.1 | — | — |
| S | 66 g | 3.1 | — | — |
| X | 68 g | 3.1 | — | — |
| フレックス | 重量 | トルク | 調子 | 長さ |
|---|---|---|---|---|
| S | 74 g | 2.9 | — | — |
| X | 76 g | 2.9 | — | — |
| フレックス | 重量 | トルク | 調子 | 長さ |
|---|---|---|---|---|
| S | 86 g | 2.6 | — | — |
| X | 88 g | 2.6 | — | — |
| モデル | 弾道高さ | つかまり | しなり感 | 打感 | 振り抜き | ひと言 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| TOUR AD HD-4 | 中-高 | ○ | マイルド | ソフト | ○ | HS 38〜42m/s 帯のシニア・女性に |
| TOUR AD HD-5 | 中 | ○ | マイルド | しっとり | ○ | HS 40〜43m/s 帯の万能カスタム入門 |
| TOUR AD HD-6 | 中 | ○ | シャープ | しっかり | ◎ | HS 43〜46m/s 帯のボリュームゾーン |
| TOUR AD HD-7 | 中-低 | △ | シャープ | しっかり | ◎ | HS 46m/s 以上で叩く層に |
| TOUR AD HD-8 | 低-中 | △ | タイト | しっかり | ◎ | 高 HS で大型ヘッドを抑え込む |
シリーズは中調子で揃いつつ、先端と中間を高剛性化したファストテーパー設計で大型ヘッドの挙動を安定させる挙動を共通フィーリングとする。重量帯が上がるほど弾道は中-低へシフトし、つかまりは 6 番手まではキープしつつ 7 番手以降は控えめに。Tour AD DI と比べると HD は同重量帯でやや上がりやすく、Tour AD IZ と比べるとやや低めの直進弾道に寄るのが特徴だ。
HS 43〜46m/s で振れる中堅アマチュアの主力候補は TOUR AD HD-6。先端〜中間の高剛性とファストテーパー設計でしなり戻りが速く、大型・高慣性モーメントヘッドでも振り遅れずに中弾道で運べる。クセの少ない直進性が国内フィッターブログで「曲げたくないゴルファー向け」と紹介される定番モデルだ。
HS 46m/s 以上で叩いていける層には TOUR AD HD-7 が向く。手元〜先端の剛性配分が締まり、強振してもヘッドの暴れが少なく、低めの中弾道で風に強い直進弾道を作りやすい。フェードヒッターでも持ち球が大きく流れにくいと国内媒体の試打レポートで評されている。
HS 40m/s 前後の中速派や 60g 帯が重い打ち手には TOUR AD HD-5 が候補。クラブフィッターの筒康博は GDO 三者三様で 軽量帯でも独特の走り感が引き出せるカスタムと評している。HS 38m/s 級なら TOUR AD HD-4 で R2 / R1 を選ぶ流れになり、女子プロの西川みさとは やわらかい打感で全体のバランスが整うシャフトと GDO 三者三様で評している。
同じ Tour AD 四本柱では、Tour AD DI が先端剛性で低スピンの直進弾道、Tour AD VR が手元〜中間剛性で走り感とドロー、Tour AD IZ が先端剛性で高弾道とつかまりの両立を狙うのに対し、HD はトレカ M40X で中〜先端を高剛性化したファストテーパー設計で「大型・高慣性モーメントヘッドの暴れを抑える直進・寛容寄り」の枠を担う。
市場全シャフトの中でこのモデルがどこに位置するか(赤=このモデル)
このモデルは ドロー寄り・中弾道 タイプ(フレックス平均)
市場全体の分布における位置(赤=このモデルの該当ビン)
市場価格における位置(赤=このモデル)
市場全シャフトの中でこのモデルがどこに位置するか(赤=このモデル)
このモデルは ストレート・中弾道 タイプ(フレックス平均)
市場全体の分布における位置(赤=このモデルの該当ビン)
市場価格における位置(赤=このモデル)
187位/全518本 (36%・普通)
市場全シャフトの中でこのモデルがどこに位置するか(赤=このモデル)
このモデルは フェード寄り・中弾道 タイプ(フレックス平均)
市場全体の分布における位置(赤=このモデルの該当ビン)
市場価格における位置(赤=このモデル)
224位/全518本 (43%・普通)
市場全シャフトの中でこのモデルがどこに位置するか(赤=このモデル)
このモデルは フェード寄り・低弾道 タイプ(フレックス平均)
市場全体の分布における位置(赤=このモデルの該当ビン)
市場価格における位置(赤=このモデル)
市場全シャフトの中でこのモデルがどこに位置するか(赤=このモデル)
このモデルは フェード寄り・低弾道 タイプ(フレックス平均)
市場全体の分布における位置(赤=このモデルの該当ビン)
市場価格における位置(赤=このモデル)
| モデル | 👍 良い点 | 👎 気になる点 |
|---|---|---|
| TOUR AD HD-5 |
|
|
| TOUR AD HD-6 |
|
|
| TOUR AD HD-7 |
|
|
| TOUR AD HD-8 |
|
|