- 手元剛性アップで走り感を引き出した中調子設計
- 先端のしなりで 中〜中高弾道のつかまりドローを演出
- 40g 帯〜80g 帯まで 5 モデル展開で HS 42〜50m/s に対応
2018 年に発売された Tour AD VR は「Vanquish all Rivals」を冠し、Tour AD DI のように叩いて低スピンを稼ぐ系統とは別軸の「走り感」を打ち出したフラッグシップ。グラファイトデザインは日本ツアーで上位の使用率を謳っており、PGA ツアー側でも Tour AD ファミリーの一角として採用例が見られる。
ラインアップは Tour AD VR-4 / 5 / 6 / 7 / 8 の 5 モデル展開で、それぞれ 40g 帯・50g 帯・60g 帯・70g 帯・80g 帯に対応する。フレックスは軽量側で R2 / R1 / S、中量〜重量側で SR / S / X が用意され、調子はシリーズを通して中調子で揃えられている。
Tour AD VR は東レの T1100G カーボン素材を採用し、先端部にナノアロイテクノロジーを盛り込んで挙動を整えると公表されている。バット側の剛性を引き上げ、グリップから中間部にかけてのテーパー比を見直した Fast Taper Technology により、切り返しから走り感とヘッド加速を引き出すと説明されている。
| モデル | 重量帯 | フレックス展開 | 適合クラブ | 調子 |
|---|---|---|---|---|
| Tour AD VR-4 | 40g 帯 | R2 / R1 / S | ドライバー / FW | 中調子 |
| Tour AD VR-5 | 50g 帯 | R2 / R1 / S / X | ドライバー / FW | 中調子 |
| Tour AD VR-6 | 60g 帯 | SR / S / X | ドライバー / FW | 中調子 |
| Tour AD VR-7 | 70g 帯 | S / X | ドライバー / FW | 中調子 |
| Tour AD VR-8 | 80g 帯 | S / X | ドライバー / FW | 中調子 |
軽量側は R2 / R1 のキャスティングを備え HS が控えめなゴルファーまで拾う一方、70g・80g 帯はフレックスを S と X に絞り、対応 HS が高い層を意識したラインアップ。シリーズ全体で「走り感」と「つかまり」を共通フィーリングとして揃えつつ、重量帯で振り抜きとスピン量を調整する構造になっている。
| フレックス | 重量 | トルク | 調子 | 長さ |
|---|---|---|---|---|
| R2 | 46 g | 5.7 | — | — |
| R1 | 47 g | 5.6 | — | — |
| S | 47 g | 5.6 | — | — |
| フレックス | 重量 | トルク | 調子 | 長さ |
|---|---|---|---|---|
| R2 | 54 g | 4.5 | — | — |
| R1 | 56 g | 4.5 | — | — |
| S | 57 g | 4.5 | — | — |
| X | 60 g | 4.5 | — | — |
| フレックス | 重量 | トルク | 調子 | 長さ |
|---|---|---|---|---|
| SR | 63 g | 3.2 | — | — |
| S | 65 g | 3.2 | — | — |
| X | 66 g | 3.2 | — | — |
| フレックス | 重量 | トルク | 調子 | 長さ |
|---|---|---|---|---|
| S | 73 g | 3.0 | — | — |
| X | 75 g | 3.0 | — | — |
| フレックス | 重量 | トルク | 調子 | 長さ |
|---|---|---|---|---|
| S | 85 g | 2.6 | — | — |
| X | 86 g | 2.6 | — | — |
TOUR AD VR は グラファイトデザイン が市販する一般販売シャフトとして展開される他、各クラブメーカー向けに仕様調整された純正版(重量・長さ・トルク・選別ロットを各メーカーが指定)が提供されています。製造元は同じですが、現物としては別物として扱われ、市場価格も異なります。
| フレックス | 重量 | トルク | 調子 | 長さ |
|---|---|---|---|---|
| S | 65.0 g | 3.2 | 中 | 42.75" |
| モデル | 弾道高さ | つかまり | しなり感 | 打感 | 振り抜き | ひと言 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Tour AD VR-4 | 高 | ◎ | マイルド | ソフト | ○ | HS 38〜42m/s 帯の軽量入門に |
| Tour AD VR-5 | 中-高 | ○ | マイルド | しっとり | ○ | HS 40〜43m/s 帯の万能型 |
| Tour AD VR-6 | 中 | ○ | シャープ | しっかり | ◎ | HS 43〜46m/s 帯の主力モデル |
| Tour AD VR-7 | 中-低 | △ | シャープ | しっかり | ◎ | HS 46m/s 以上の中堅機 |
| Tour AD VR-8 | 低-中 | △ | タイト | しっかり | ◎ | 高 HS 帯のヘッド暴れ抑制用 |
シリーズの設計軸は中調子で揃えつつ、手元側の剛性が高い分どの重量帯でも切り返しからの加速感が共通の手応えになる。重量帯が上がるほどつかまりは控えめになり、弾道高さは中-低へシフト。Tour AD DI と比べると、VR は同じ重量帯でもひとまわり上がりやすく、走り感を伴う挙動が出やすい。
HS 43〜45m/s で振れるアマチュアの主力候補は Tour AD VR-6。手元剛性で切り返しが安定し、先端の動きでヘッドが走るため、ドライバー・FW とも中〜中高弾道のドローを作りやすい。Tour AD DI 6 で吹け上がりが足りないと感じる層が、上がりやすさと走り感を求めて移ってくる定番ラインだ。
HS 46m/s 以上でしっかり叩ける層には Tour AD VR-7 が向く。重量と先端剛性が増えた分、強振してもヘッドの暴れが抑えられ、低めの中弾道でランを取りに行く弾道に振りやすい。Tour AD DI 7 のような直進低スピン型に比べると、VR-7 はわずかに上がりやすく走るフィーリングだ。
HS 40m/s 前後の中速派や 60g 帯が重く感じるゴルファーには Tour AD VR-5 が候補。軽量帯ながら手元剛性とつかまり感は維持されており、軽さを活かして楽に振りつつ、中-高弾道のオートマチックなドローを引き出しやすい。
シリーズ内の住み分けは「上がりやすさ重視・軽量で走らせたい」なら Tour AD VR-4 / VR-5、「万能で振り抜きと走り感の両立」なら Tour AD VR-6、「叩いて低弾道で運びたい」なら Tour AD VR-7 / VR-8 という流れ。HS と振り方で重量帯を選んでも、走り感と中調子という共通フィーリングが軸として残るのが VR シリーズの特徴だ。
同じグラファイトデザインのフラッグシップ Tour AD DI は中調子+先端剛性で低スピン中弾道を作るタイプで、強い吹け抑えと直進性を求める層に向く。VR はそれに対して、上がりやすさ・つかまり・走り感を求める層が選ぶシャフトと位置付けられている。
市場全シャフトの中でこのモデルがどこに位置するか(赤=このモデル)
このモデルは ドロー寄り・中弾道 タイプ(フレックス平均)
市場全体の分布における位置(赤=このモデルの該当ビン)
市場価格における位置(赤=このモデル)
市場全シャフトの中でこのモデルがどこに位置するか(赤=このモデル)
このモデルは ストレート・中弾道 タイプ(フレックス平均)
市場全体の分布における位置(赤=このモデルの該当ビン)
市場価格における位置(赤=このモデル)
176位/全518本 (34%・普通)
市場全シャフトの中でこのモデルがどこに位置するか(赤=このモデル)
このモデルは フェード寄り・中弾道 タイプ(フレックス平均)
市場全体の分布における位置(赤=このモデルの該当ビン)
市場価格における位置(赤=このモデル)
127位/全518本 (25%・お手頃)
市場全シャフトの中でこのモデルがどこに位置するか(赤=このモデル)
このモデルは フェード寄り・低弾道 タイプ(フレックス平均)
市場全体の分布における位置(赤=このモデルの該当ビン)
市場価格における位置(赤=このモデル)
34位/全518本 (7%・お手頃)
市場全シャフトの中でこのモデルがどこに位置するか(赤=このモデル)
このモデルは フェード寄り・低弾道 タイプ(フレックス平均)
市場全体の分布における位置(赤=このモデルの該当ビン)
市場価格における位置(赤=このモデル)
市場全シャフトの中でこのモデルがどこに位置するか(赤=このモデル)
このモデルは フェード寄り・中弾道 タイプ
市場全体の分布における位置(赤=このモデルの該当ビン)
市場価格における位置(赤=このモデル)
| モデル | 👍 良い点 | 👎 気になる点 |
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| Tour AD VR-5 |
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| Tour AD VR-6 |
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| Tour AD VR-7 |
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| Tour AD VR-8 |
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