飛距離性能: ヘッド側に重量を集中させたDMC設計により大型ヘッドでも容易にヘッドスピードを稼げます。先端部の特殊バイアス層が強い反発力をもたらし、球離れが良いので初速を高めやすく、飛距離アップに寄与します。

トルク（ねじれ抑制と操作性）: GTシリーズはモデルによってトルクが2.7～4.4°と幅広く設定されています。高トルク（約4°以上）のシャフトは大きくしなり振りやすい反面、フェースの返りが大きく直進性が低下しやすい特徴があります。一方、低トルク（約2.7°程度）のシャフトはしなりが抑えられヘッドの安定性が増し、ボールは直線的に飛びやすくなります。

キックポイント（打ち出し角と弾道高さ）: 全モデルともに中調子（ミッドキック）で、市販シャフトの標準的な設定です。中調子は中弾道～高弾道寄りの弾道特性となり、ボールが適度に上がりつつも強い打ち出しで飛ばしやすい安定弾道を生みます。

振動数・フレックス（打感・振り心地）: フレックスはR→S→X（＋LL）が用意され、Rが最も柔らかくXほど硬めの挙動になります。振動数（固有振動数）はcpmで表され、数値が大きいほど硬いシャフトであることを示します。したがってGTシリーズでもRフレックスが最も低振動数でしなやかな打感、Xフレックスが高振動数で硬めのフィーリングとなります。