クラブ概要

「ゼクシオ プライム ドライバー 2025年モデル」は、ダンロップ(XXIOブランド)の超高級モデルで、2025年4月5日に発売されました。ボディには811チタン+SUS(真空精密鋳造)、フェースにはSuper-TIX 51AFプレミアムチタン(CNC加工+鍛造)を採用し、軽量かつ高強度なつくりです。 ゼクシオシリーズ内では、高級軽量モデル「ゼクシオ13」よりもさらに上位に位置付けられます。プライムシリーズは「経験豊富なゴルファー」やシニア層を対象にしており、ヘッドからグリップまで徹底的に軽量化して飛距離低下を補いながら、やさしさを追求しています。外観には和柄や黒×ゴールドの高級感あるデザインが施されています。 前モデル(2023年モデル)からはさらなる性能向上が図られています。新開発のBiFLEX構造フェースを採用し、フェース中心部の剛性は維持しつつ周辺部を薄肉化してたわみを拡大しました。専用軽量シャフト「SP-1300」(約35g)を搭載し、総重量は約257gと非常に軽量です。また、トウ側をフラット、ヒール側を丸くしたバルジ&ロール設計は継続しており、オフセンター時の飛距離ロスを抑えます。

性能・特性

  • 飛距離性能: 超薄設計のBiFLEXフェースにより高初速エリアを拡大し、ヘッドスピードが低くても高いボール初速で飛ばせます。460ccの大型ヘッド特有の慣性モーメントもあり、キャリー・トータルともに飛距離が伸びやすいです。
  • 弾道の高さ・スピン量: 低・深重心のヘッド設計で高弾道が出やすくなっています。センター付近で適度なスピン量となるため、ボールは安定して大きくキャリーしやすい軌道を描きます。ヘッドスピードが速すぎると球が上がりすぎることがありますが、標準的なスイング速度では理想的な高弾道を実現します。
  • 操作性(つかまり・抜けの良さ): バルジ&ロール設計によってつかまりが良くなり、元々スライスしやすいショットも抑制されます。ヘッド自体がドローバイアスで、ミスヒットでも比較的まっすぐに飛びます。高MOIのヘッドはヘッドのブレを抑え、ヘッドがしっかり走るため、振り抜きも良好です。
  • ミスヒット時の挙動: 大慣性モーメント設計の大型ヘッドにより、芯を外したショットでも飛距離や方向性が安定しやすいです。BiFLEXフェースはワイドなスイートスポットを実現しているため、オフセンターでもボール初速が落ちにくく、距離ロスや曲がりを軽減します。

おすすめユーザー

ヘッドスピードが遅め(おおよそ38m/s以下)のゴルファーに最適です。特に、加齢や体力低下で飛距離が落ちてきたシニア世代やゴルフ経験豊富なベテランに向いた設計です。超軽量設計により疲れにくく、スイングを負担なく振り抜きやすいため、無理なく飛距離を稼ぎたい層に支持されています。一方、ヘッドスピードが速い方には球が上がりすぎる可能性があるため、やや不向きです。また、価格は高めですが、快適なスイングフィールと高い安定性を重視するゴルファーには満足度が高いモデルです。

ユーザーの声・レビュー

ポジティブ

  1. 振り抜きが非常に軽く、以前よりも飛距離が伸びたという評価があります。
  2. スライスが抑えられて直進性が増し、球筋が安定したと好評です。
  3. 高級感のあるデザインや心地よい打感・打球音が好印象という声があります。

ネガティブ

  1. 価格が高いためコストパフォーマンスに対する意見が多いです。
  2. ヘッドスピードが速いゴルファーには球が上がりすぎたり曲がったりしやすく、相性が合わないという指摘があります。
  3. 可変機能がないため細かなセッティングができず、慣れや好みに応じた調整ができない点を不満に感じる声があります。