クラブ概要

PING(ピン)のG440 HL MAXドライバーは、2025年2月に発売されたG440シリーズの高打ち出し(HL)仕様モデルです。HL(High Launch)シリーズは「ヘッドをより軽くして振りやすくし、飛距離・高弾道を追求する」コンセプトで設計されており、G440 HL MAXはそのなかで“安定性と操作性を両立したスタンダードモデル”と位置づけられます。ヘッド体積は460cc、カーボンクラウンやフォージドT9S+チタンフェース、Free-Hosel(トラジェクトリーチューニング2.0)など新技術を採用。前作G430と比べてカーボン化でクラウンを約34%軽量化し、ホーゼル周辺を13%軽量化することで重心を大幅に低く深く配置、飛距離性能を向上。またG440シリーズ共通の薄肉フェース(従来比でセンター約4%、周辺7%薄く)で反発性能が高まり、初速アップと長いキャリーを実現しています。

性能・特性

  • 飛距離性能: ヘッド・シャフト・グリップのトータル軽量設計により振り抜きやすく、高速スイングをサポート。これによりボール初速が増し、キャリー距離が伸びる設計です。
  • 弾道の高さ・スピン量: 飛距離重視の低重心設計で打ち出し角が高く、最適なスピンコントロールでボールが高く上がります。
  • 操作性(つかまり・抜けの良さ): G440 HL MAXは標準モデルで安定性を重視しており、ヘッド形状も構えやすく、ヒール寄りに傾きにくいため右への抜けが出にくいです。
  • ミスヒット時の挙動: 高MOI設計と改良された薄肉フェースにより、オフセンターでもボール初速の低下が抑えられ、飛距離ロスが少ないです。

おすすめユーザー

  • スイングスピードが遅めのゴルファー(ヘッドスピード約38~41m/s=75~90mph程度)。とくにシニアや女性、初心者で「もっと速く振って飛距離を伸ばしたい」「弾道が低くて飛びにくい」と感じている人に適します。

ユーザーの声・レビュー

ポジティブ

  1. ヘッドが軽く振り抜きやすいため、英やシニアなどヘッドスピードが遅い人でもキャリーが伸びた。
  2. 高い打ち出し角でボールがよく上がり、簡単に飛距離が得られる。
  3. 大型460ccヘッドにもかかわらず構えやすく、ミスヒットでもボールが飛びやすい寛容性がある。

ネガティブ

  1. あまりに高弾道になるため、強い風のある日にはボールが吹き上がりやすいと感じる。
  2. 極端に軽量なシャフトは「しっかり打たないと方向性が安定しない」との指摘もある。
  3. すでにスイングスピードが速い人には効果が少なく、「軽さを生かしきれず物足りない」とも言われている。
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