- シリーズ初の軟鉄鍛造で打感の土台を刷新
- フェース全面のソー・ミルド・グルーブを搭載
- 14年ぶり復活のATVを含む5種グラインド構成
テーラーメイドの大型ハイトウ形状を継ぐ第5世代ウェッジ。シリーズ初の軟鉄鍛造でMILLED GRIND 5と打感の土台を揃えた。フェース全面のソー・ミルド・グルーブに、ATV・ATX・ATW・ATS・ATCの5グラインドを組み合わせている。
フェース全面でスピンを稼ぐ大型ハイトウ形状を継ぐ第5世代で、2026年9月に国内発売された。カッパーフィニッシュと全面グルーブという系譜上の特徴は据え置きつつ、シリーズで初めて軟鉄鍛造を採用して打感と打音を作り直したのが今作の核だ。同時期のMILLED GRIND 5と製法を揃えることで、ウェッジ間で感触が飛ばないセッティングを組める。
ソールはPGAツアー出場経験を持つマスタークラフトマンのグレッグ・“シーザー”・シザリオが監修し、ATV・ATX・ATW・ATS・ATCの5種類を用意する。国内で完成品として並ぶのはATV・ATX・ATWの3種で、万能型のATSと薄いライ向けのATCはカスタムメイド専用の扱いとなる。ロフトは56・58・60°の3段階で、レフトハンドの展開はない。
フェースにはMILLED GRIND 5と共通のソー・ミルド・グルーブを、ヒールからトウまで全面に配置する。ノンメッキのRAWフェースと、一筆書き状のレーザーミーリングによるスピン・トレッド・テクノロジーを併用し、朝露や雨天でも水を逃がしてスピンの落ち込みを抑える狙いだ。
| ロフト角 | 左利き対応 | バウンス角 | ライ角 | グラインド |
|---|---|---|---|---|
| 58.0° | ✕ | 8.0° | 64.0° | ATC |
| 60.0° | ✕ | 8.0° | 64.0° | ATC |
| 56.0° | ✕ | 10.0° | 64.0° | ATS |
| 56.0° | ✕ | 14.0° | 64.0° | ATW |
| 58.0° | ✕ | 10.0° | 64.0° | ATS |
| 58.0° | ✕ | 11.0° | 64.0° | ATV |
| 58.0° | ✕ | 12.0° | 64.0° | ATX |
| 60.0° | ✕ | 10.0° | 64.0° | ATS |
| 60.0° | ✕ | 11.0° | 64.0° | ATV |
| 60.0° | ✕ | 12.0° | 64.0° | ATX |
| 60.0° | ✕ | 14.0° | 64.0° | ATW |
| シャフト名 | バンス角 | フレックス | バランス | クラブ重量 (g) | シャフト重量 (g) | トルク |
|---|---|---|---|---|---|---|
| DYNAMIC GOLD HT DGIS2 HTS2 | 14.0° (#56) / 8.0° (#58,60) | S200 | D5 | 477 g (#56) / 484 g (#58,60) | 129 g | - |
| シャフト名 | バンス角 | フレックス | バランス | クラブ重量 (g) | シャフト重量 (g) | トルク |
|---|---|---|---|---|---|---|
| N S PRO 950GH NEO | 14.0° (#56) / 8.0° (#58,60) | S | D4 | 454 g (#56) / 462 g (#58,60) | 98.0 g | 1.7 |
グリーン周りでフェースを開いたり閉じたりして球種を作りたい中〜上級者には、コンケーブソールのATVがまず第一候補になる。スクエアに構えたときはミッド〜ハイバウンスとして、開いたときはローバウンスとして働くため、ライが変わっても同じ一本で対応できる幅がある。
入射角が鋭くダフリ傾向のあるゴルファーには、前方・中央・後方の3段ソールで抜けを整えたATXが向く。打ち込んでも刺さりにくく、ミスの出方が一定に収まりやすいのが持ち味で、ハイトウ形状の恩恵を受けつつフルショットの再現性も落としたくない層に噛み合う。
バンカーや深いラフでの脱出を最優先するアベレージ層なら、シリーズ最大幅ソールのATWが素直だ。柔らかい砂や芝でヘッドが潜らず、特別な打ち方を覚えなくても出せる方向に振ってある。ただしソールが広いぶん、薄いライから低く出す操作は得意ではない。
住み分けを整理すると、汎用性のATS、多彩さのATV、安定のATX、寛容性のATW、そして薄いライ特化のATCという並びになる。国内で完成品として買えるのはATV・ATX・ATWの3種のみで、ATSとATCを選ぶ場合はカスタムメイドを前提に計画する必要がある。
ウェッジセッティング全体では、フルショットの距離を刻むロフトにコンパクトなMILLED GRIND 5を、グリーン周りの多彩さを担うロフトに本作を充てる組み方がメーカーの提案だ。製法が揃っているので2本を混ぜても打感の段差が出にくい点が、今作最大の実用的な利点といえる。
| グラインド | ロフト展開 | バウンス | 抜け | 操作性 | 寛容性 | ひと言 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ATV | 58 / 60 | ミッド〜ハイ(開くと低く機能) | ◎ | ◎ | ○ | 14年ぶり復活の万能コンケーブ |
| ATX | 58 / 60 | ミッドハイ | ◎ | ○ | ◎ | ダウンブロー派の安定重視型 |
| ATW | 56 / 60 | ハイ | ○ | △ | ◎ | シリーズ最大幅のやさしさ番長 |
| ATS(カスタム) | 56 / 58 / 60 | ミッド | ○ | ◎ | ○ | 4方向キャンバーの万能型 |
| ATC(カスタム) | 58 / 60 | ロー | ◎ | ◎ | △ | 薄いライ・硬い芝に振った刃 |
ヘッドは全グラインド共通で軟鉄鍛造ボディに内蔵セラミックコアを組み合わせ、フェースもノンメッキの軟鉄鍛造とする。打感の性格はグラインドで変わらず、選択軸はもっぱらソール形状と入射角の相性になる。シャフトはDynamic Gold HTとN.S.PRO 950GH neoの2択で、重量帯で振り感を選ぶ構成だ。
同ウェッジカテゴリの市場価格における位置(赤=このモデル)
143位/全347モデル (41%・普通)
| グラインド | 👍 良い点 | 👎 気になる点 |
|---|---|---|
| ATV |
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| ATX |
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| ATW |
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| ATS |
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| ATC |
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