- ゼロトルクではないリバーストルクテクノロジー
- 質量をヒール寄りに置くヒールダウンバランス
- 通常長さと38インチの中尺の2仕様で展開
イーブンロールEZPZは、フェース回転を消さずに遅らせるリバーストルク設計のマレットパター。ゼロトルクのように構えを変えずにフェースの向きを安定させる狙いで、33〜35インチの標準モデルと38インチの中尺仕様を用意する。
EZPZは、イーブンロールが2026年に打ち出したリバーストルクという新しい考え方のパターだ。フェース回転をゼロにするのではなく、あえて遅らせるという発想で、従来のパターと同じ構えのままフェースの向きを安定させることを狙う。同社のゼロトルクラインZEROとは別の解として並ぶ立ち位置になる。
展開は2機種。33〜35インチから選ぶ標準のEZPZマレットと、38インチ固定で長尺グリップを組み合わせたEZPZ 38ツアースペックだ。ヘッド形状と技術は共通で、違いは長さとグリップ、そして重量の組み方に絞られる。ヘッドはアルミのボディに黒く仕上げたステンレスのウェイトウィングを組み合わせた複合構造で、ロフトは3度、ライ角は70度に設定される。
リバーストルクは、ホーゼルをわずかにトゥ側へ倒し、ヘッド質量の多くをシャフト軸より下のヒール側に置く構造。ヒール側の慣性がフェースの回転にブレーキをかけ、ターゲットラインに対してスクエアでいる時間を長く保つという説明だ。フェースは転がりを揃えるスイートフェース2.0、シャフトはカーボンとスチールを組み合わせた複合構造を採用する。
| 番手 | ロフト角 | 左利き対応 | ライ角 | ヘッド重量 |
|---|---|---|---|---|
| #Putter | 3.0° | ✕ | 70° | 375 g |
| 番手 | ロフト角 | 左利き対応 | ライ角 | ヘッド重量 |
|---|---|---|---|---|
| #Putter | 3.0° | ✕ | 70° | 375 g |
| シャフト名 | 素材 | 番手 |
|---|---|---|
| EVNROLL X UST MAMIYA ALL IN PUTTER SHAFT | - | Putter |
ゼロトルクパターに興味はあるが構えが変わるのが嫌だ、という人にまず勧めたい。ホーゼルの形は変わっているものの、アドレスの見え方やオフセットは従来のマレットに近いままで、シャフトを極端に前へ倒す必要がない。乗り換えの違和感を小さく抑えたい層に向く。
ショートパットでフェースが返りすぎる自覚がある人にも合う。ヒール側に質量を寄せて回転にブレーキをかける構造なので、引っかけ気味のミスが出るタイプほど効果を感じやすい。逆にフェースを開閉させて距離感を作るタイプには窮屈に映る。
ヘッド形状は大型のハイMOIマレットで、打点のばらつきに強い代わりにラインに合わせて球筋を作る自由度は小さい。小ぶりなブレードで操作したい人は、同ブランドのブレード系から選んだほうが噛み合う。
長さの選び方はシンプルだ。通常の構えで打ちたいなら33〜35インチの標準モデル、手首の動きを止めて肩だけで振りたいなら38インチのツアースペックになる。長尺グリップは握る位置を上下できるので身長差を吸収しやすいのも中尺仕様の利点だ。
同ブランド内で迷うなら、フェース回転を完全に止めたいかどうかが分岐点になる。回転を消したいならZERO、残したまま遅らせたいならEZPZという住み分けで、伝統的な削り出しの見た目を優先するならORIGINのブレードやマレットが候補に入る。
| モデル | 距離感 | 方向性 | 操作性 | 寛容性 | 打感 | ひと言 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| EZPZマレット | ○ | ◎ | △ | ◎ | マイルド | 構えを変えずに回転を抑える標準機 |
| EZPZ 38ツアースペック マレット | ○ | ◎ | △ | ◎ | マイルド | 長尺グリップで振り子を作る中尺仕様 |
2機種はヘッド形状とフェース技術を共有するため、性能上の差は長さと重量配分から生じる。標準のEZPZは33〜35インチで長さごとにヘッド重量とウェイトを組み替え、38ツアースペックは長さを固定したうえで長尺グリップと重めのウェイトを合わせる。方向性の安定はどちらも同じ方向を向いており、選択は構えの好みと手首を止めたいかどうかで決まる。
同パターカテゴリの市場価格における位置(赤=このモデル)
同パターカテゴリの市場価格における位置(赤=このモデル)
| モデル | 👍 良い点 | 👎 気になる点 |
|---|---|---|
| EZPZマレット |
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| EZPZ 38ツアースペック マレット |
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