MENA Tour(MENAゴルフツアー)は、中東・北アフリカ(UAE・サウジ・モロッコ・エジプト等)を巡回する新興の男子プロゴルフツアーです。2011年にドバイの財団が創設し、プロだけでなくアマチュアも同じ大会に参戦できる「ハイブリッド形式」が最大の特徴。2016年から世界ランキング(OWGR)のポイント対象となり、2022年にはLIV Golfとの戦略的提携でも注目を集めました。一度休止しましたが、2025年に新体制で再始動しています。
MENA Tour(MENAゴルフツアー)は、中東・北アフリカ(MENA = Middle East and North Africa) 地域を巡回する男子プロゴルフツアーです。2011年に、ドバイを拠点とする Shaikh Maktoum Golf Foundation(シェイク・マクトゥーム・ゴルフ財団) によって創設されました(MENA Golf Tour公式)。
かつては R&A(ゴルフ規則を統括する英国の団体) と Arab Golf Federation(アラブゴルフ連盟) に提携・公認されていました(MENA Tour(Wikipedia・歴史概観))。UAE・サウジアラビア・モロッコ・エジプトなどの会場を中心に、年によって10試合前後を開催してきた、規模としては「育成・登竜門」クラスのツアーです。
最大の特徴は、プロとアマチュアが同じ大会に出場できるハイブリッド形式で、賞金ランキング(Order of Merit)もプロ用とアマ用で別々に設けられている点です。世界的に見ても珍しい運営スタイルとして知られています。
2011年、UAE・アブダビの Saadiyat Beach Golf Club での初開催からスタートしました(MENA Tour(Wikipedia))。
2016年には大きな節目を迎えます。同年5月から OWGR(世界ランキング) のポイント対象に加わり、あわせて南アフリカの Sunshine Tour と提携、賞金ランキング上位の選手にSunshine Tourの出場権が与えられるようになりました。
その後はやや不安定で、2018年に一度中止、2019年に再開したものの、2020年は 新型コロナの影響で5試合のみ、2021年は開催ゼロ。2021年末には Asian Development Tour(アジア下部ツアー)との統合構想 も発表されました(Wikipedia)。
2022年10月には LIV Golfと「戦略的提携」 を締結。これはLIVの試合をMENA Tourの傘下イベントとして扱い、LIV選手にOWGRポイントを付与するための仕組みでしたが、OWGR側の承認は得られませんでした(ESPN)。
2023年4月以降は自主開催が途絶え、2024年は実質休止。2025年8月、欧州ツアー(DP World Tour)の元最高責任者 Keith Waters氏を新コミッショナーに迎えて再始動 することが発表され、名称を初期7シーズンと同じ MENA Golf Tour に戻したうえで、2025/26シーズンは約12試合を予定しています(Golf Digest Middle East)。
MENA Tourは 賞金型のツアーで、加えて2016年5月から OWGR(世界ランキング)ポイント が付与されてきました。配点は 54ホール開催で3ポイント、72ホール開催で5ポイント です(Wikipedia)。育成ツアーとしては小さくない加点で、世界ランキングを伸ばしたい新人にとって貴重な舞台でした。
年間成績は Order of Merit(賞金ランキング) で管理され、ハイブリッド形式に合わせて プロ部門とアマチュア部門が別々に集計されます。歴史的には、上位プロにSunshine TourのカードやQスクール出場権が与えられた時期もあり、次のステージへの足がかりとして機能してきました。
出場には基本的に MENA Tourのメンバーシップ が必要で、メンバー登録は Qスクール(予選会) などを通じて行われます。
最大のポイントは、プロ・アマを問わず参戦できることです(ハイブリッド形式)。ハンディキャップ等の条件を満たせばアマチュアもエントリーでき、賞金は受け取れないものの、プロと同じ舞台で世界ランキング上位選手と腕を競えます。地域の若手やアマチュアにとって、実戦経験を積む格好の場になっています。
MENA Tourは、欧州や中東の若手プロが本格デビュー前に経験を積む「試運転場」 として使われてきました。たとえば2022年の共催シーズンでは、イングランドの Tom Sloman がツアー王者に輝いています(Wikipedia)。
アマチュア部門は独立したOrder of Meritを持ち、地域の有望アマがプロと同じ大会でテストできる点が魅力です。一方で、規模の小さい新興ツアーであるため、著名スター選手の輩出実績は限定的で、あくまで育成段階のツアーという位置づけです。日本人選手の参戦は確認できる範囲ではごく少数にとどまります。
MENA Tourは周辺ツアーと様々な形でつながってきました。2021年末には Asian Development Tour(Asian Tourの下部ツアー) との統合構想を発表し、2022年には共催イベントを実施。同年10月には LIV Golf と戦略的提携を結びました(Golf Channel)。
また、サウジ・UAEを舞台とする上位ツアーである Asian Tour や DP World Tour も同じ地域でビッグイベントを開催しており、MENA Tourはそれらへ続く育成段階として理解するとわかりやすいでしょう。
出られます。MENA Tourはプロとアマチュアが同じ大会に参戦できる「ハイブリッド形式」が特徴で、賞金ランキング(Order of Merit)もプロ用とアマ用が別々に設けられています。アマチュアは賞金こそ受け取れませんが、プロと同じ舞台で腕を競えます。
ごく少数の事例にとどまります。MENA Tourは主に欧州・中東の若手が経験を積む育成ツアーで、日本人選手の参戦は確認できる範囲ではあまり多くありません。
2011年です。ドバイを拠点とするShaikh Maktoum Golf Foundationが設立し、同年にUAE・アブダビのSaadiyat Beach Golf Clubで初開催されました。
いいえ。Saudi InternationalはAsian Tour(過去は欧州ツアー)が主催するサウジの大会で、MENA Tourの主催ではありません。MENA Tourとサウジ系資本の接点としては、2022年にLIV Golfと結んだ戦略的提携が知られています。
もらえます。2016年5月からOWGRの対象ツアーになり、54ホール開催で3ポイント、72ホール開催で5ポイントが付与されてきました。
最終更新: 2026-06-03