PGAシニア(国内シニアツアー)は、日本の男子プロが50歳を迎えてから戦う、いわば「第二の主戦場」です。主催は日本プロゴルフ協会(JPGA)で、春に開幕し晩秋に最終戦を迎える暦年制。年間10〜16試合を転戦し、1年で稼いだ賞金額の合計で年間王者「賞金王」を決めます。青木功・尾崎将司・中嶋常幸といった黄金世代のレジェンドが今も名を連ね、JGTO(レギュラーツアー)を卒業した実力者が次々と加わるのが魅力です。本記事では「PGAシニアとは何か」から、2大タイトル、出場権、注目選手、視聴方法までを初心者にもわかりやすく整理します。
| 順位 | 選手 | ポイント |
|---|---|---|
| 1 | 髙橋 竜彦 | 11925706.00 |
| 2 | P・マークセン | 10591600.00 |
| 3 | 横田 真一 | 6722000.00 |
| 4 | 片山 晋呉 | 6143828.00 |
| 5 | 宮本 勝昌 | 5671100.00 |
| 6 | 寺西 明 | 5347333.00 |
| 7 | すし 石垣 | 4461037.00 |
| 8 | 兼本 貴司 | 4431200.00 |
| 9 | 岩本 高志 | 3912178.00 |
| 10 | 飯島 宏明 | 3758207.00 |
PGAシニア(国内シニアツアー)は、満50歳以上の男子プロゴルファーが出場できる国内のプロツアーです。運営・主催は 公益社団法人 日本プロゴルフ協会(JPGA)で、レギュラーの国内男子ツアーを束ねるJGTO(日本ゴルフツアー機構)とは別組織が運営しています(JPGA シニアツアー 競技日程)。
ここでいう「PGA」は、米国のPGA TOURではなく 日本の日本プロゴルフ協会(JPGA)を指します。米国にも50歳以上のシニアツアー「PGA TOUR Champions」がありますが、それとは完全に別の国内専用ツアーです(両者の違いは後述)。
試合数は年によって変わり、2025年は前年比プラス3の16試合が組まれました(GDO・国内シニア 2025年度スケジュール)。レギュラーツアーを退いたベテランや、JGTOで活躍した選手が50歳に到達して合流するため、往年の名選手の現役プレーを間近で見られるのが大きな特徴です。
日本のシニアプロの公式競技は、意外に古い歴史を持ちます。節目を年表で押さえておきましょう。
| 年 | できごと |
|---|---|
| 1962 | 日本プロゴルフシニア選手権(主催:JPGA)が創設。国内シニアの最古級タイトル(JPGA 日本プロゴルフシニア選手権 過去大会) |
| 1991 | 日本シニアオープンがJGA・JPGAの共催で創始(JGA 日本シニアオープン 大会の歴史) |
| 1992 | 青木功が 日本人初の米シニアツアー優勝を達成し、シニア参戦の道を切り開く(青木功 公式サイト 勝歴) |
| 1998 | 日本シニアオープンがJGAの単独主催となり、ナショナルオープンの一つに |
| 2000年代〜 | 青木功・尾崎将司・中嶋常幸ら黄金世代がシニアの舞台へ移行 |
| 2020年代 | 宮本勝昌・手嶋多一らJGTO卒業組が主役に。P.マークセンら外国出身選手も活躍 |
かつて1970〜90年代のレギュラーツアーを彩った 青木功・尾崎将司・中嶋常幸(AON)が、そのままシニアの舞台でも顔を合わせてきたことが、このツアーの物語性を支えてきました。
PGAシニアは、春に開幕し晩秋に最終戦を迎える暦年制で動きます。
試合数はレギュラーツアー(年20試合以上)より少なく、おおむね年10〜16試合の規模です。2025年は16試合が組まれました(GDO・国内シニア 2025年度スケジュール)。最新の日程はJPGA公式の競技日程で確認できます。
PGAシニアの年間王者は、1年間で獲得した賞金額の合計が最も多い選手=「賞金王」です。米PGA TOURのFedExCupのようなポイント制ではなく、賞金額そのものでランキングを作るのが国内ツアー流で、レギュラーのJGTOと同じ方式です。
2025年の賞金王は宮本勝昌で、2023年・2024年に続く 3年連続の戴冠となりました(GDO・国内シニア賞金ランキング 2025)。2025年は2位にT.スリロット、3位にP.マークセンが続きました。
近年の賞金王の顔ぶれは次の通りです。
| 年 | 賞金王 |
|---|---|
| 2021 | 篠崎紀夫 |
| 2022 | P・マークセン (年間6勝) |
| 2023 | 宮本勝昌 |
| 2024 | 宮本勝昌 |
| 2025 | 宮本勝昌 |
(出典:GDO 国内シニア賞金ランキング。最新の順位は本記事に連動する賞金ランキングDBをご参照ください)
| 順位 | 選手 | ポイント |
|---|---|---|
| 1 | 髙橋 竜彦 | 11925706.00 |
| 2 | P・マークセン | 10591600.00 |
| 3 | 横田 真一 | 6722000.00 |
| 4 | 片山 晋呉 | 6143828.00 |
| 5 | 宮本 勝昌 | 5671100.00 |
| 6 | 寺西 明 | 5347333.00 |
| 7 | すし 石垣 | 4461037.00 |
| 8 | 兼本 貴司 | 4431200.00 |
| 9 | 岩本 高志 | 3912178.00 |
| 10 | 飯島 宏明 | 3758207.00 |
PGAシニアに出るための主な入口は次の通りです。
詳細な出場資格はJPGA公式の有資格者一覧に整理されています(JPGA シニアツアー 出場有資格者)。
PGAシニアには、格の高い 2大タイトルがあります。主催団体が異なる点が初心者には分かりにくいので、表で整理します。
| 大会 | 主催 | 創始 | 位置づけ |
|---|---|---|---|
| 日本シニアオープンゴルフ選手権 | JGA(日本ゴルフ協会) | 1991年 | シニアの「ナショナルオープン」。日本オープン・日本女子オープンと並ぶJGA主催競技 |
| 日本プロゴルフシニア選手権 | JPGA(日本プロゴルフ協会) | 1962年 | シニアプロの日本一を決める、国内最古級のシニアタイトル |
ポイントは、日本シニアオープンはJGA、日本プロゴルフシニア選手権はJPGAという別の団体がそれぞれ主催している点です。日本シニアオープンは1991年にJGA・JPGAの共催で創始され、1998年からJGAの単独主催となって「日本オープン」「日本女子オープン」と肩を並べるナショナルオープンに位置づけられました(JGA 日本シニアオープン 大会の歴史)。一方の日本プロゴルフシニア選手権は1962年創設の歴史あるタイトルで、JPGA主催のシニアツアー競技として行われます。
現役のトップ層 近年のPGAシニアは、2023〜2025年に賞金王を 3連覇した宮本勝昌を筆頭に、手嶋多一・岩本高志ら、JGTOで実績を積んだ選手が中心です。タイ出身の P・マークセン(2022年は年間6勝で賞金王)など、外国出身のベテランも活躍しています(GDO 国内シニア賞金ランキング 2025)。
黄金世代のレジェンド 1970〜90年代のレギュラーツアーを彩った 青木功・尾崎将司・中嶋常幸(AON)は、シニアの舞台でも長く第一線でプレーし、日本ゴルフ史の連続性を体現してきました。
世界で戦った青木功 青木功は1992年に 日本人として初めて米シニアツアー(当時のSenior PGA Tour、現PGA TOUR Champions)で優勝し、その後も複数勝を挙げました。世界ゴルフ殿堂入りも果たした、シニア参戦の先駆者です(青木功 公式サイト 勝歴)。
(歴代賞金王の一覧は前章「賞金ランキング」の表を参照。最新の順位は本記事に連動する賞金ランキングDBをご覧ください)
PGAシニア(国内シニアツアー)は、テレビ放送とネット配信で視聴できます(体制は大会・年度ごとに変わるため、視聴前に各サービスの最新情報をご確認ください)。
スコア速報やリーダーボードは、JPGA公式サイトでもリアルタイムに確認できます。
PGAシニアは、レギュラーツアーや海外のシニアツアーとつながっています。
レギュラーで力を出し切った選手が、50歳から再び頂点を競う——という「第二のキャリア」の構造になっています。
満50歳以上のプロゴルファーが対象です。JPGA(日本プロゴルフ協会)のプロ資格を持ち、賞金ランキングのシードやQT(予選会)などの出場権を満たすと出場できます。レギュラーの国内男子ツアー(JGTO)を戦ってきた選手が、50歳到達を機に合流するのが代表的なルートです。
別物です。PGAシニア(国内シニアツアー)は日本プロゴルフ協会(JPGA)が主催する国内専用のツアーで、アメリカの「PGA TOUR Champions」とは運営組織も舞台も異なります。名称に同じ『PGA』が付くため混同されがちですが、まったく別のツアーです。
はい。青木功は1992年に日本人として初めて米シニアツアー(当時のSenior PGA Tour、現在のPGA TOUR Champions)で優勝し、その後も複数勝を挙げました。世界ゴルフ殿堂入りも果たした、日本人シニア参戦の先駆者です。なお、USGA主催のメジャー『全米シニアオープン(U.S. Senior Open)』では優勝しておらず、2001年の2位タイが自己最高です。
JGA(日本ゴルフ協会)です。日本プロゴルフシニア選手権を主催するJPGA(日本プロゴルフ協会)とは別の団体です。日本シニアオープンは1991年にJGA・JPGAの共催で創始され、1998年からJGAの単独主催となり、日本オープン・日本女子オープンと並ぶナショナルオープンに位置づけられています。
1年間(暦年)で獲得した賞金額の合計が最も多い選手が年間王者『賞金王』になります。米PGA TOURのようなポイント制ではなく、賞金額そのものでランキングを作る方式で、レギュラーのJGTOと同じです。
ゴルフネットワーク(スカパー!・ケーブルテレビ・ひかりTV等)が国内シニアツアーを継続的に中継しています。大会によっては地上波・BSで放送されることもあります。体制は年度ごとに変わるため、最新情報をご確認ください。
最終更新: 2026-06-01