- 1か所のベンドでオフセットを付けたパター用シャフト
- スパッドネック/ヘッドへ滑らかに流れ込む形状
- 多くはフェースバランス〜ニアフェースバランスのセッティングになる
シングルベント(single bend)は、シャフトの1か所だけにベンド(曲げ)を入れてオフセットを作る純正シャフト。ベティナルディ公式は、たとえばStudio Stock 7について「the spud neck with a single bend shaft offers a perfectly face-balanced putter(スパッドネックとシングルベントシャフトの組み合わせで完全なフェースバランスのパターになる)」と説明している。BB46では「a single bend shaft effortlessly flowing into the putter head(シングルベントシャフトがヘッドへ滑らかに流れ込み)」、ニアフェースバランスのオプションになると公式が紹介している。
シングルベントはベンドによってオフセットを生み出すのが特徴で、Studio Stock 16やBB28スロットバックでは「three-quarter shaft of offset(約3/4シャフト分のオフセット)」が得られると公式が明記。Studio Stock 28スロットバックでは、シングルベントシャフトと角ばったプロファイルの組み合わせで周辺重量配分を高め、より高MOIの挙動を狙ったと説明されている。オフセットを取りつつフェースをアドレスで合わせやすくする設計のため、結果としてフェースバランス〜ニアフェースバランス(トーハングが小さい)のモデルに採用されることが多い。
ベティナルディ公式サイトでは、Studio Stock 7 / Studio Stock 16 / Studio Stock 28 Slotback / BB28 Slotback / BB46 など、複数のマレット〜スロットバック系モデルでシングルベントシャフトが採用されていることが確認できる。いずれも「オフセットを付けてアドレスを取りやすくし、フェースバランス寄りの安定した転がりを狙う」という共通の設計意図でまとめられている。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| シャフト名 | シングルベント(Single Bend Shaft) |
| 用途 | パター用 純正シャフト(オフセット付き) |
| 形状 | シングルベント(1か所のベンド) |
| オフセット | 約3/4シャフト〜1シャフト分(モデルによる) |
| バランス傾向 | フェースバランス〜ニアフェースバランス |
| フレックス | なし(パター用のため設定なし) |
| フレックス | 重量 | トルク | 調子 | 長さ |
|---|---|---|---|---|
| n/a | — | — | — | — |
| 採用モデル例 | オフセット | バランス | 公式の説明 |
|---|---|---|---|
| Studio Stock 7 | — | フェースバランス | スパッドネック+シングルベントで「perfectly face-balanced」 |
| Studio Stock 16 | 約3/4シャフト | — | シングルベントがスパッドネックへ流れ込み3/4シャフト分のオフセット |
| Studio Stock 28 Slotback | — | 高MOI寄り | 角ばったプロファイルと組み周辺重量配分・高MOIを強化 |
| BB28 Slotback | 約3/4シャフト | ニアフェースバランス | シングルベントがスパッドネックへ流れ込みセットアップが容易 |
| BB46 | — | ニアフェースバランス | シングルベントがヘッドへ流れ込むニアフェースバランス |
シングルベントの狙いは、オフセットでアドレス時の見やすさ・構えやすさを確保しつつ、フェースをスクエアに保ちやすくすること。結果としてトーハングが小さいフェースバランス寄りの挙動になり、ストレートに近いストロークと相性が良いモデルが多い。
シングルベントは、オフセットを付けてアドレスを取りやすくしたい人、フェースバランス寄りの安定した転がりを求める人に向く純正シャフト。スパッドネックやヘッドへ滑らかに流れ込み、約3/4〜1シャフト分のオフセットを生むため、ボールとフェースの位置関係をつかみやすい。Studio Stock 7のように「完全なフェースバランス」と公式が説明するモデルもあり、直線的なストロークの人と特に相性が良い。
一方、オフセットを抑えてストレートな見た目で構えたい、あるいはヘッド側のネック形状(プランバーネック等)でトーハングを作りたい場合は、同じ純正のツアーグレード(ストレートのスチールシャフト)が対応する。シングルベント(オフセット付き)かツアーグレード(ストレート)かは、求めるオフセット量とバランスで選び分けるのが基本。長さ・ロフト・ライ角は購入時のカスタムオーダーで指定でき、納品後のロフト・ライ角調整にも公式が対応している。
市場全シャフトの中でこのモデルがどこに位置するか(赤=このモデル)
市場全体の分布における位置(赤=このモデルの該当ビン)
市場価格における位置(赤=このモデル)
| 項目 | ポイント |
|---|---|
| 👍 構えやすさ | オフセットによりアドレスでボールとフェースの位置関係をつかみやすく、セットアップが容易(BB28スロットバックなどで公式が言及)。 |
| 👍 バランス | 多くのモデルでフェースバランス〜ニアフェースバランスになり、直線的なストロークと相性が良い。 |
| 👎 オフセットの好み | オフセットが付くため、ストレートで構えたい人やオフセットを嫌う人には合わない場合がある。その場合はストレートのツアーグレードが選択肢になる。 |
| 👎 スペックの可変性 | パター用のためフレックスや調子は無く、特性はヘッド側の設計と長さで決まる。 |