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ALPG (WPGA Tour of Australasia) 完全ガイド

ALPG(WPGA Tour of Australasia)は、オーストラリアを本拠とする女子プロゴルフのメインツアーです。母体は1972年に設立され、翌1973年に初の女子プロ大会が開催。南半球の夏にあたる11〜3月を中心に試合が組まれ、ヨーロッパのLadies European Tour(LET)との共催大会が多いのも特徴です。Karrie Webb(殿堂入り)、Minjee Lee、Hannah Green、Grace Kimら、世界の頂点で戦うオーストラリア勢の多くがこのツアーを出発点にしてきました。本記事ではALPGの仕組み・歴史・主要大会・注目選手をやさしく整理します。

豪ゴールドコーストのRACVロイヤルパインズの空撮
南半球シーズンの中核、豪州のゴルフリゾート(RACVロイヤルパインズ) Justin Lee / CC BY-SA 4.0(Wikimedia Commons)
Order of Merit 基準週: 2026-06-01 (2026 シーズン)
順位選手ポイント
1 Hannah Green 1330.00
2 Kelsey Bennett 794.72
3 Meghan Maclaren 442.13
4 Lydia Hall 409.88
5 Cassie Porter 356.00
6 Caitlin Peirce 337.06
7 Kirsten Rudgeley 314.89
8 Abbie Teasdale 232.48
9 Sarah Kemp 214.42
10 Stephanie Kyriacou 213.00
上位 10 名 / 全 95 名 ・ 公式順位表で全順位を見る ↗

ALPGとは

ALPGは Australian Ladies Professional Golf に由来する呼称で、オーストラリアを本拠とする女子プロゴルフのメインツアーを指します。現在の正式名称は WPGA Tour of Australasia(WPGA = Women's Professional Golfers' Association) で、長年親しまれた「ALPG」は旧称にあたります(WPGA公式)。

運営は男子の PGA of Australia(オーストラリア・ゴルフ協会の男子プロ団体) と連携して行われ、主要大会の多くはヨーロッパの Ladies European Tour(LET) と共催(co-sanctioned)されています(Golf Australia)。

最大の特徴は 南半球シーズンです。北半球の主要ツアーがオフを迎える 11〜3月(オーストラリアの夏) に中核大会が集中するため、世界中のトップ選手が「シーズン間の実戦の場」として訪れます。年間の試合数は十数試合規模で、規模そのものはLPGAやLETほど大きくありませんが、世界の名手を育てる登竜門として確かな存在感を持っています。

歴史

キャリー・ウェブ
豪州女子ゴルフの象徴、殿堂入りのキャリー・ウェブ Keith Allison / CC BY-SA 2.0(Wikimedia Commons)

ツアーの母体は 1972年に Ladies Professional Golf Association of Australia(LPGAA) として設立され、翌1973年(3月)にオーストラリア初の女子プロ大会が開催されました(Women's Golf History)。

その後、1991年に「ALPG Tour」へ改称し、長くこの名称で親しまれます。そして 2021年、ALPGは「WPGA Tour of Australasia」へとブランドを刷新しました。これは英国・米国などのWPGA組織と名称をそろえ、世界的なネットワークの一員であることを明確にする狙いがありました(WPGA Tour of Australasia(Wikipedia))。

このツアーは半世紀にわたり、世界の女子ゴルフを彩る名手を輩出してきました。Karrie Webb(キャリー・ウェブ) はメジャー7勝を誇る殿堂入りプレーヤーで、Jan Stephenson(ジャン・スティーブンソン) はメジャー3勝。近年も Hannah Green(ハナ・グリーン)、Minjee Lee(ミンジー・リー)、Grace Kim(グレース・キム) といったメジャーチャンピオンが続き、オーストラリア女子ゴルフの厚みを物語っています。

Order of Merit

ALPGの年間最優秀選手は Order of Merit(オーダー・オブ・メリット) で決まります。もともとは1年を通した賞金額で順位を競う 賞金型ランキングで、近年はポイント制も併用されています(WPGA Tour of Australasia(Wikipedia))。

シーズンの中核となるのは、Women's Australian Open(女子オーストラリアン・オープン) と Australian WPGA Championship(オーストラリアンWPGA選手権) です。いずれもLETとの共催で行われる大一番で、Australian WPGA Championshipの優勝者には、殿堂入りのKarrie Webb本人がデザインを手がけた Karrie Webb Cup が贈られます(PGA of Australia)。

最新のOrder of Merit順位は、下のランキングで確認できます。

今季Order of Merit 基準週: 2026-06-01
順位選手ポイント
1 Hannah Green 1330.00
2 Kelsey Bennett 794.72
3 Meghan Maclaren 442.13
4 Lydia Hall 409.88
5 Cassie Porter 356.00
6 Caitlin Peirce 337.06
7 Kirsten Rudgeley 314.89
8 Abbie Teasdale 232.48
9 Sarah Kemp 214.42
10 Stephanie Kyriacou 213.00
上位 10 名 ・ 公式順位表 ↗

出場権

ALPG(WPGA Tour of Australasia)でプレーするには、まず 会員資格 を得るのが基本ルートです。会員はその年の大会に出場資格を持ちます。

このほか、主催者推薦枠(スポンサー招待) や 国内予選を通じた出場機会があり、若手や海外選手にも門戸が開かれています。LET共催大会では、LET側のメンバーや世界ランキング上位選手が一定枠で参加するため、国内外の実力者が同じ舞台で競い合う構図になります。多くのオーストラリア人選手は、ここで実戦経験を積んでからLPGA(米女子)やLETへとステップアップしていきます。

注目選手

ALPGは「世界で勝つオーストラリア勢」の出発点として知られます。

  • Karrie Webb(キャリー・ウェブ):メジャー7勝・通算56勝の殿堂入りレジェンド。Australian WPGA Championshipの優勝杯「Karrie Webb Cup」にも名を残す、豪州女子ゴルフの象徴です(PGA of Australia)。
  • Minjee Lee(ミンジー・リー):パース育ちのメジャー3勝(2021エビアン・2022全米女子オープン・2025 KPMG全米女子プロ)。世界ランキング上位の常連です。
  • Hannah Green(ハナ・グリーン):2019年のKPMG全米女子プロ選手権でメジャー初制覇を飾ったパース出身のトッププロ。
  • Grace Kim(グレース・キム):2025年のアムンディ・エビアン選手権をプレーオフで制し、オーストラリア人女子として5人目のメジャーチャンピオンに名を連ねました(LPGA公式)。

これらの選手はいずれもオーストラリアを土台に世界へ羽ばたいており、ALPGが「世界の主役を生む育成の場」であることを示しています。

関連ツアー

ALPG(WPGA Tour of Australasia)は、世界の主要女子ツアーと深くつながっています。

共催パートナーは欧州の Ladies European Tour(LET) です。Women's Australian OpenやAustralian WPGA Championshipをはじめ、主要大会の多くがLETとの共催で行われ、欧州・世界の選手が南半球シーズンに集まります。

ステップアップ先は米国の LPGA Tour です。Karrie Webb・Minjee Lee・Hannah Green・Grace Kimのように、オーストラリアで実戦を積んだ選手がLPGAで世界の頂点を狙う、という流れが定着しています。

よくある質問

ALPGとWPGA Tour of Australasiaは同じツアー?

はい、同じツアーです。母体は1972年にLadies Professional Golf Association of Australiaとして設立され、1991年に『ALPG Tour』へ、そして2021年に現在の『WPGA Tour of Australasia』へと改称されました。長く親しまれた『ALPG』は旧称で、運営団体・ツアーとしては連続しています。

主要大会は?

シーズンの中核は、いずれもLadies European Tour(LET)と共催されるWomen's Australian Open(女子オーストラリアン・オープン)とAustralian WPGA Championship(オーストラリアンWPGA選手権)です。後者の優勝者には、殿堂入りのKarrie WebbがデザインしたKarrie Webb Cupが贈られます。

日本人選手は出ている?

過去・現役を通じて、シーズンオフの実戦やステップアップの場として日本人選手が挑戦するケースがあります。南半球シーズン(11〜3月)は日本の主戦場であるJLPGAのオフ期間と重なるため、海外経験を積む舞台として活用されてきました。

南半球シーズンとは?

オーストラリアの夏にあたる11〜3月のことです。北半球の主要ツアーがオフに入るこの時期にALPGの中核大会が集中するため、世界中のトップ選手が『シーズンの合間の実戦の場』として訪れます。

Minjee Leeはこのツアー出身?

はい。Minjee Lee(ミンジー・リー)はオーストラリア・パース育ちで、オーストラリアを土台に世界へと羽ばたいた代表的な選手です。2021年エビアン選手権、2022年全米女子オープン、2025年KPMG全米女子プロ選手権を制したメジャー3勝のトッププロです。

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出典・公式リンク

最終更新: 2026-06-03