BRAND

L.A.B. ゴルフ

L.A.B. Golf

Lie Angle Balance を中核に置く米オレゴン発のゼロトルクパター専業ブランド

2018年創業アメリカオレゴン州クレスウェル
パター専業
構成(シリーズ単位) パターに特化(シリーズの 100%)
パター: 5シリーズ (13本) 5 シリーズ
  • パター 5 シリーズ/13本
リリース本数推移(直近10年) 横ばい・ピーク 2022年(3本)
2016年: 0本 2017年: 0本 2018年: 0本 2019年: 0本 2020年: 1本 2021年: 1本 2022年: 3本 2023年: 1本 2024年: 2本 2025年: 1本
2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023 2024 2025

L.A.B. ゴルフとは

## ゼロトルク設計でツアーシーンを塗り替えた米オレゴン発のパターブランド

L.A.B. ゴルフ(L.A.B. Golf)は、創業者サム・ハーン(Sam Hahn)が父・兄とともに2018年にオレゴン州ユージーンで再出発させたパター専業ブランドです。社名の L.A.B. は中核技術である「Lie Angle Balance(ライ アングル バランス)」の頭文字で、構えたときにフェース面の重心がライ角ライン上に来るよう設計することで、ストローク中にフェースが回転しないことを目指す独自構造を指します。

この Lie Angle Balance 自体はビル・プレッシー(Bill Pressey)が Directed Force ブランドで以前から開発していた技術で、当時 Reno 2.1 などのモデルとして存在していました。ハーンが Reno 2.1 を試して感銘を受けたのを契機に、2018年にプレッシーらの持分を買い取って Directed Force を再ローンチしたのが現在の L.A.B. Golf です。本社・工場はオレゴン州にあり、2022年後半から Eugene Whiteaker 地区を経て隣接する Creswell の Emerald Valley Golf Club 隣接地に移転、2025年時点で約250〜260名規模に拡大しています。

ブランドの転機となったのが、2020年代に入ってからの PGA・LPGA・DP World 各ツアーでの採用拡大です。アダム・スコットが Mezz.1 Max を起点に L.A.B. を導入したのを皮切りに、ルーカス・グローバー、ウィル・ザラトリスなど複数のツアー優勝者が乗り換え、ゼロトルク/ライ角バランス系というカテゴリーを実質的に新規創出したブランドとして認知されています。

L.A.B. ゴルフの特徴

現行ラインナップは DF(Directed Force)系の DF2.1 / DF3 / DF3i、ミッドマレットの Mezz.1 / Mezz.1 Max、アダム・スコットと共同開発した Oz.1 / Oz.1i、エントリー帯の Link で構成されます。最新の DF3 はやや前後長を抑えたコンパクトなマレット形状、Mezz.1 は構えやすさを重視したミッドマレット、Oz.1 はモダンマレット形状にライ角バランスを組み込んだモデルで、各モデルにスチールインサート版(DF3i / Oz.1i)が用意される構成です。

価格帯は Link で実売6〜8万円、Mezz.1 系・DF3 系で12〜18万円、フルカスタム DF3 Custom や Mezz.1 Custom で20万円超が中心です。スコッティ・キャメロン・ベティナルディと比べるとミドル〜上位プレミアム帯のレンジに位置しますが、納期はカスタムオーダーで数週間〜数ヶ月待ちが常態化しているほどの需要過多状態が続いています。

ツアー導入数は急速に伸びており、Adam Scott、Lucas Glover、Will Zalatoris、Camilo Villegas、Charl Schwartzel、J.J. Spaun、Hyo Joo Kim ほか PGA・LPGA・DP World 各ツアーで多数の使用が確認されています。リッキー・ファウラーやダスティン・ジョンソンも一時 L.A.B. を導入していましたが、2025〜2026 年シーズンに別メーカーへ戻したと報じられており、トルクレス系パターは「合うストロークタイプを試打で確認してから採用する」という選択肢の一つとして定着しつつあります。Mezz.1 Max のロング/ブルーム(broomstick)スタイルへの対応がツアー側でも独自のセグメントを作っており、握り方を含めたパッティングの選択肢を広げたブランドという評価が定着しつつあります。

代表テクノロジー

Lie Angle Balance(構えたときにフェース重心がライ角ライン上に来る設計)DF3 / DF3i(最新の DF 系コンパクトマレット、6061 アルミ+スチールインサート)Mezz.1 / Mezz.1 Max(ミッドマレット型、Max は Mezz.1 比 +20% サイズ)Oz.1 / Oz.1i(アダム・スコット共同開発のモダンマレット)Link(エントリー帯、ライ角バランスをカジュアル価格に落とし込んだモデル)Made in USA(オレゴン州クレスウェル拠点での製造)

クラブタイプ別ラインナップ

ドライバー
取扱なし
フェアウェイウッド
取扱なし
ユーティリティ
取扱なし
アイアン
取扱なし
ウェッジ
取扱なし
Directed Force
パター 13本 Directed Force
2026年 一覧へ →

他メーカーとの比較

## スコッティ・キャメロン・ベティナルディとの違い
スコッティ・キャメロンが Acushnet 傘下のフラッグシップ、ベティナルディがイリノイ工房系プレミアムというトラディショナル系の延長にあるのに対し、L.A.B. は「Lie Angle Balance によるゼロトルク」という機能的個性で別カテゴリーを切り開いたブランドです。ヘッド形状もブレード/マレット双方の現代的解釈に振っており、見た目から「従来のパターと違う」と分かる外観を採用しています。

## イーブンロール・Edel との違い
イーブンロールが SweetFace Technology によるフェース打点ブレ補正、Edel が Torque Balanced 設計というように、いずれも「現代的補正機能」を売りにする3社で並び称されることが多いブランド群です。L.A.B. はその中で「ストローク中のフェース回転そのものを発生させない」アプローチを取る点が独自で、フェース回転を抑える Edel 系よりも一歩踏み込んだ構造的解決という位置付けになります。

## SeeMore との違い
SeeMore が RifleScope Technology によるアライメント支援に振った設計思想であるのに対し、L.A.B. はストロークの安定とフェース回転の抑制に振った設計思想で、解決しようとしている課題のレイヤーが異なります。両者ともインサイドサイエンス型のパターブランドですが、L.A.B. はツアー導入数で先行し、SeeMore はアマチュアフィッティング層で支持を伸ばしているという棲み分けです。

契約プロ

アダム・スコットルーカス・グローバーウィル・ザラトリス

よくある質問

L.A.B. ゴルフとは?
創業者サム・ハーンが父・兄とともに2018年にオレゴン州で再出発させたパター専業ブランドで、社名は中核技術「Lie Angle Balance」の頭文字です。前身となる Directed Force のライ角バランス技術を継承し、ストローク中にフェースが回転しない(ゼロトルク)設計を看板にしています。本社はオレゴン州クレスウェルで、2025年時点で約250〜260名規模に拡大、ツアーシーンで急速に導入が進んでいます。
Lie Angle Balance とは?
L.A.B. の中核技術で、パター単体で構えたときにヘッドの重心がライ角の延長線上に来るようヘッド・ホーゼル・ウェイト配置を設計することで、ストローク中にフェースが自然と回転しない状態を作る思想です。これによりインパクトでフェースをスクエアに戻す動作を意識せずに済むため、ストロークの再現性が上がるというのが L.A.B. の主張です。
DF3 / Mezz.1 / Oz.1 の違いは?
DF3 は最新の DF 系で、前世代 DF2.1 をやや前後長を抑えてコンパクトにしたマレット。Mezz.1 はミッドマレット形状で扱いやすさを重視したライン(より大きな Mezz.1 Max あり)。Oz.1 はアダム・スコットと共同開発したモダンマレット。各モデルにスチールインサート版(DF3i、Oz.1i)が用意され、より明確な打感を求めるユーザー向けの選択肢があります。エントリー帯は Link です。
L.A.B. を使っているツアープロは?
PGA ツアーではアダム・スコット(Mezz.1 Max ブルームスティック)、ルーカス・グローバー(Mezz.1 Max)、ウィル・ザラトリスなど、LPGA・DP World ツアーでも複数選手が採用しています。リッキー・ファウラーとダスティン・ジョンソンも一時期 L.A.B. を投入していましたが、2025〜2026 年シーズンに別メーカーへ戻しています。アダム・スコットの導入を皮切りに2020年代に入ってから急速に使用者が拡大した経緯があり、ツアー側で「ゼロトルク/ライ角バランス系」という新しいカテゴリーを実質的に作ったブランドです。
L.A.B. の価格帯は?
エントリー帯の Link で実売6〜8万円、Mezz.1 系・DF3 系で12〜18万円、フルカスタム(DF3 Custom、Mezz.1 Custom 等)で20万円超が中心です。スコッティ・キャメロン・ベティナルディと比べるとミドル〜上位プレミアム帯ですが、需要が供給を上回っており、カスタムオーダーは数週間〜数ヶ月待ちが常態化しています。
他のゼロトルク系パターと何が違う?
ゼロトルク/フェース回転抑制をうたうブランドは Edel の Torque Balanced や SeeMore の Zero Torque、PXG の Zero Torque などが存在しますが、L.A.B. は Lie Angle Balance という構造的アプローチを2018年から先行して市場に出しており、PGA ツアーでの採用拡大もブランド単体で見れば最も大きい部類です。「ゼロトルク系の代表格」としてのポジションを得ています。

関連ブランド

同系統のブランド

L.A.B. ゴルフを検索